3.8%の金利を交渉で0.79%まで引き下げられた事例
もちろん、それまで銀行の人とはほとんど話したこともありませんし、どうすればいいのかまったくの手探り状態でした。
でも、やってみれば何とかなるものです。交渉の結果、祖父から引き継いだときのローンの平均金利が3.8%だったのを、まずは半分以下の1.8%に下げることができました。しかも、その後再度の交渉によって、現在は5年固定の0.79%になっています。当初からすれば、5分の1程度の金利です。
その後、コンサルティングに携わるようになってからも、赤字経営で苦しんでいるオーナーのお手伝いで、何度も金融機関との交渉に当たってきました。
これは東京都世田谷区で賃貸住宅を経営されている方の例ですが、私がコンサルティングに関わり始めたときの平均金利は2.5%でした。それをまずその時点で取引のあった銀行と交渉して2.0%に下げてもらいました。当時は市中の金利が下がり続けている時代でしたから、銀行も金利引き下げ要求を無視ばかりしていると他行に変更されてしまうリスクがあります。そのため、多少の交渉には応じてくれるようになっています。
それでも、同じ銀行内ではそれが限度だったので、次には別の金融機関に当たって、2.0%を1.8%に下げて、併せて返済期間を延長してもらいました。金利引き下げ幅は小さいのですが、期間の延長で格段に返済額は減少しました。その後、さらに別の銀行と交渉して現在は金利1.0%で利用しています。
このオーナーさんは、そんなことができるなどとはまったく考えていなかったので、たいへん感謝されましたし、実際に賃貸住宅の収支も大幅に改善されました。
もちろん、この時期は経済停滞が続いて長期金利が下がり、住宅ローンやアパートローンの金利も低下が続いていた時期です。その意味では、客観情勢が味方してくれた面もありましたが、それにしてもこちらから積極的に働きかけないことには何も事態は動きません。
当たり前のことですが、銀行のほうから「金利が下がっていますから、川口さんの金利も下がりますよ」などと提案してくれるはずはありません。銀行としては、高い金利のままのほうが儲かるのですから、企業経営を考えればそれが当然のことです。それだけに、こちらから積極的に働きかけなければ、何も始まらないのです。
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