コロナ禍、給与収入に不安を覚え、不労所得が手に入る「不動産投資」に興味を抱いた、もしくは実際に始めたという人は少なくありません。今回は、株式会社オープンハウス ウェルス・マネジメント事業部・部長代理の高山吏司氏が、多くの日本人が驚く、アメリカ不動産の常識について解説します。※本連載は、書籍『日本人が絶対に知らない アメリカ不動産投資の話』(幻冬舎MC)より一部を抜粋し、アメリカ不動産は、なぜ「中古物件」でも価値が落ちづらいのか解説します。

出口で売りやすい住戸タイプは?

出口戦略を考える場合には、市況、物件価格の変化とともに、売りやすさも重要なポイントとなります。いくら不動産市況全体が好調で保有物件の市場評価額が高くても、実際に買い手がつかなければ絵に描いた餅だからです。

 

それを住戸タイプという観点から見ると、アメリカの住宅市場で断然売りやすいのが、シングルファミリーハウス、つまり一戸建てです。保有中の修繕や管理の手間といった面から見ると、一戸建てよりもコンドミニアム(分譲マンション)などの集合住宅の方が効率的です。

 

しかし、アメリカでは、ニューヨークやロサンゼルス中心部などの例外的なエリアを除
いて、コンドミニアムの購入需要は、あまり強くはありません。賃貸需要はありますが、
実需の売り先が限られるのです。そこで保有中の運用益だけでなく出口戦略まで考えると、一戸建てへの投資を考えた方が有利な場合が多いのです。

 

 

株式会社オープンハウス ウェルス・マネジメント事業部 部長代理

高山 吏司

 

 

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[改訂版]日本人が絶対に知らない アメリカ不動産投資の話

[改訂版]日本人が絶対に知らない アメリカ不動産投資の話

高山 吏司
ブロドスキ・ザクリ
豊岡 昂平

幻冬舎メディアコンサルティング

「アメリカ不動産投資」といえば、 一昔前までは、超富裕層が趣味と実益を兼ねて別荘を購入したり、 駐在員や大使館職員が現地に自宅を構えたりするのが主流でした。 しかし、時代は変わり、普通に日本にいながら、日本語だ…

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