食べたいものを我慢しても、運動をしてもやせられない。その上、ダイエットのせいで活力を失ったり、健康を損ねてしまうことも……。なぜ多くの人がダイエットに失敗するのか、医学的アプローチから検証すると、納得の理由が見えてきました。クリニックでダイエット指導を行う医師が、食事がファストフードに偏っていたり、自己流ダイエットで同じものばかりを食べ続けたりすると、なぜ「新型栄養失調」になりやすいのかを解説します。

「食と身体」の関心を深めることがダイエットの第一歩

ダイエットは、「引き算」と「足し算」が複雑に入り組んだ方程式のようなものです。栄養のバランスについては、いろいろと学んでいくと、奥が深く、かなり専門的な知識が必要になってきますので、そのあたりは、栄養学に詳しい医師や栄養の専門家などに相談することが望ましいでしょう。

 

しかし、そうはいっても、毎日あなたが口に入れる食事が、あなたの理想の身体をつくる大切な原材料となるわけです。

 

しかも、1日3食とすれば、365日1年間に1000回以上も食事を摂る機会があります。それはつまり、あなたは、そんなにもたくさん美しい身体を手に入れるチャンスに恵まれているということです。このせっかくのチャンスを活かすも殺すも、あなた次第です。

 

今日は、何を食べようか? 何をどれだけ摂ろうか? 

 

それを選択するのはあなた自身なのですが、より正しい選択をするためには、やはりあなた自身も食に対する意識を高め、ある程度の知識を学ぶ必要が出てきます。

 

勉強と思うと、ちょっと嫌気がさすかもしれません。また、知っている気になっているだけの人もいます。でもこれは、あなたの大事な身体に関わること。

 

専門的な知識までは必要ありませんが、ちょっと知っているだけでも、より正しい選択につながるはずです。食と自身の身体について、より関心を深めることが、ダイエットを始めるうえで大切な一歩となります。

食事が偏ると「新型栄養失調」になりやすい理由とは?

ダイエットでは、足し算が大切です。特に現代人は糖質過多であり、エネルギー過多の食生活である一方で、ほかの必要な栄養素が足りず、それにより不調をきたすケースも多く、「新型栄養失調」と呼ばれます。

 

この「新型栄養失調」になるケースは、食事がファストフードに偏っていたり、自己流のダイエットによって、同じものばかり食べる傾向になることで起こる状態であり、若い世代の人にもしばしばみられます。

 

メディカルダイエットにおいての栄養指導は、糖質過多の食生活の適正化と、そのほかの栄養摂取の補正が中心となります。ダイエットの「足し算」については、その人の血液検査の状態を見ながら、個別に必要な栄養素を食事指導やサプリメントなどで補うことになります。

 

平山 尚

医療法人奏仁会 理事長

大阪梅田紳士クリニック 院長

 

長谷田 文孝

大阪梅田健美クリニック 院長

南星クリニック 副院長

 

 

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※本記事は、平山尚氏と長谷田文孝氏の共著『本気で痩せたい人のためのメディカルダイエット』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

本気で痩せたい人のための メディカルダイエット

本気で痩せたい人のための メディカルダイエット

平山 尚,長谷田 文孝

幻冬舎メディアコンサルティング

「あんなに食事を我慢したのに痩せない」 「エクササイズやヨガ、どれをやっても続かない」 何をしても痩せられず、まだ頑張りが足りないのかも…と自己嫌悪に陥っていませんか? ダイエット専門クリニックの医師が「あ…

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