前回は、厳選した銘柄を買ったあと、どの程度株価を気にかけるべきかを説明しました。今回は、保有株の定期点検について見ていきます。

保有している株は「4段階」で定期点検する

保有している株は、ほどほどに手をかければよいと説明しました。具体的には、次の4つのレベルごとの点検・メンテナンスをしていけばよいと考えます。

 

①日々の点検・メンテナンス

②1カ月ごとの点検・メンテナンス

③3カ月ごとの点検・メンテナンス

④年に1度の大規模点検・メンテナンス

 

それぞれの内容については、次の項目以降で詳しく説明していきますが、ここでは簡単に見ておきましょう。この程度であれば、株のことばかりに時間を割けないという忙しい人でも、普段の生活を送りながら無理なく投資を続けていけるのではないでしょうか。

1年に1度の総点検は時間を取ってじっくり実施

①日々の点検・メンテナンス

 

保有中の銘柄の値動きをチェックする。急落、急騰など変わった動きはないかを確認。保有株及び関連する銘柄に影響を与えそうなニュースには目を通す。緊急の問題があれば、翌日に売却する指示を出すなどの対応を取る。10〜20分程度のごく短時間の点検・メンテナンスでよい。

 

②1カ月ごとの点検・メンテナンス

 

主に、他の銘柄への乗り換えが必要かについて検討する。保有銘柄の1カ月間の値動きを振り返り、為替動向や海外の景気など事業を取り巻く状況が変化していないか、購入時のシナリオが崩れていないかをチェック。30分〜1時間程度時間を取る。

 

③3カ月ごとの点検・メンテナンス

 

四半期決算でのタイミングで、保有銘柄の業績をチェックする。3カ月点検では、同じ業界内、あるいは日本株全体の業績動向にも目を向ける。30分〜1時間以上の時間を取る。日にちを分けて行ってもよい。

 

④年に1度の点検・メンテナンス

 

1年が経ったら、ポートフォリオ(保有株の組み合わせ)やパフォーマンス(収益)などを総点検する。少し時間を長めに取ってじっくり行う。

 

[図表]点検項目とチェック頻度の目安

本連載は、2016年2月1日刊行の書籍『資金30万円を巨額資産に大化けさせる銘柄「乗り換え」株式投資法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。本書のケーススタディと本文で取り上げた銘柄の売買タイミングは、すべて「ライジングブル投資顧問」で提供している売買サポートの一例です。売買タイミングは、各コースで異なります。投資はご自分の判断で行ってください。本書を利用したことによるいかなる損害などについても、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

資金30万円を 巨額資産に大化けさせる 銘柄「乗り換え」株式投資法

資金30万円を 巨額資産に大化けさせる 銘柄「乗り換え」株式投資法

藤村 哲也

幻冬舎メディアコンサルティング

給料がなかなか上がらない、預貯金をコツコツ貯めてもほとんど増えない――。資産運用の難しい時代です。 株式投資は、実は資産を安定的に大きく増やせる“堅実”な運用術です。安定運用のコツはただひとつ。上手に銘柄を「乗…

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