ダイエット希望者の血液からわかる「やせられない残念な理由」

ダイエット情報は、そこかしこに溢れているが…

ダイエットは難しい。街を見渡せば、おいしそうな食べ物を売っているお店がそこらじゅうに溢れ、テレビをつければ、食べ物の紹介番組が四六時中流れています。インターネットも例外ではありません。グルメ情報サイトに、個人のSNSでも食べ物の写真が大量に投稿されています。

最近では、家から一歩も出なくてもウーバーイーツなどのフードデリバリーサービスを利用すれば、スマホを操作するだけでさまざまな食事を家まで届けてもらえる世の中です。

こんなにそこかしこから食べ物の誘惑を受ける世の中では、ダイエットに失敗してしまう確率が高くなるのは当たり前です。そもそも「食」というのは、人間の三大欲求の一つ。これを我慢するなんてことは無茶な話なのです。

それでもダイエットしたいという人はあとを絶ちません。

引き締まったおなかに、すらりとした手足。身のこなしもきびきびとして、流行のファッションも決まる自分を「理想の自分」として渇望している。あるいは、見た目だけではなく、身体が軽くなれば腰痛や膝痛、便秘などがなくなり、毎朝すっきり起きられて、健康診断の数値も良くなって…といった健康面での理想を持っている人もいるでしょう。

その気持ちはよく分かります。おいしいものを食べながら、美しい体型は維持したい。そして、健康な身体をいつまでも保っていたい。

そのためにはどうすればいいのか──。

インターネットで検索すると、ダイエットに関する情報はこれでもかというほど溢れています。多くの人はそのなかから、十分に正しい情報かどうかを吟味することなく、「何々を使って、〇㎏痩せた！」という宣伝に飛びついて、ダイエット商品やサプリメント、安易なダイエット法に手を出してしまいがちです。

この間はあの方法でダメだった。今度は何々ダイエットに挑戦しよう。幾度となく失敗を乗り越え、「理想の自分」を求め、果てなきダイエットへの挑戦を続ける…と言えば格好良く聞こえますが、こうして人はまた「無限ダイエット地獄」にはまっていくのです。

（※写真はイメージです／PIXTA）

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