「すべて、遊びの中から生まれたものです。」
筆者は2008年から不動産に積極的に投資し、5年間で70億円の資産を築くことができました。ただ、それは結果のひとつであり、過去にもいくつも新規事業を立ち上げ、会社の収入源としてきました。
創業事業である運送業以外で、現在、子会社化して手掛けているのは、ガソリンスタンド事業の「株式会社トレジャーシステム」、自動車リースおよび点検、販売などを行う「中日本自動車株式会社」、内装工事やリフォームまで行う「株式会社装芸三重」などです。また、株式会社宝輪として手掛ける事業にも、一見すると運送業とは何の関係もない、ユニークなものがいくつもあります。それらはすべて、遊びの中から生まれたものです。
ここでいくつかの事業の詳細と、それが生まれたきっかけを紹介していきましょう。現在の安定した収入源のひとつとなっているのが、パチンコの特殊景品業です。これまで20年ほどやってきましたが、年間1億円ほどの利益が出ています。その業務は、アルバイトが伝票を切るだけでほとんど終わり、人件費以外の経費はゼロに近いですから、大変利益率の高い事業です。パチンコ業界の景品を扱う事業は、基本的には大手に優先的に回っていき、中小企業の出る幕がなかなかありません。
それなのになぜ、筆者のもとにそんな仕事の話がきたのか。きっかけとなったのは、釣り仲間のひとりが、パチンコ店の経営者だったことでした。当時はパチンコ業界が、スロット台を普及させようと動いていたタイミングであり、県内事業者が合同で組合を立ち上げ、釣り仲間の経営者はその理事長に就任しました。そこで、「よければ商品業者をやってみないか」と誘われたのでした。投資額は、1億円。
パチンコ業界というのは不安定で、特に景品事業は、法律改正ひとつで消滅してもおかしくありません。加えて、筆者にはパチンコ業界についての知見はまるでありませんでした。それでもやってみようと思ったのは、運送業における成長がもはや「頭打ち」であることを感じていたからです。毎年、同じ程度の利益を上げ、安定していたのですが、将来的な人手不足などを考えれば、これ以上の拡大は難しいだろう。そう予測していました。
余談ですが、現在の運送業の人手不足は極めて深刻であり、その一方で輸送費はさほど上昇していないという悪循環に陥っています。やはり「頭打ち」になったと言わざるを得ず、多くの中小企業が薄利多売で苦しんでいます。順調な時に次の手を打っていたからこそ、筆者の会社は生き残っているのだと思います。
話を戻すと、パチンコの景品業を紹介してくれた仲間との信頼関係も、筆者の背中を後押ししました。同じ船で航海し、命を互いに預けた経験から、相手がどういった人間かがよくわかっていたのが大きかったです。逆に相手としても、筆者のことをよく知り、信頼してくれていたからこそ、あえて大手企業には持ちかけずに、筆者に話を持ってきてくれたのでしょう。
この信頼関係は、遊びを通じて育まれたものであるのは、言うまでもありません。
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