日本各所に点在する、高級住宅地。どのようにして高級住宅地となったのか、その資産価値はどれくらいなのか。富裕層が住む、知られざる高級住宅地のストーリーを紐解いていきます。今回ご紹介するのは、目黒区柿の木坂。

 

続いて、就業している人の属性をみていきます。柿の木坂に住む9,306人のうち、15歳以上の就業者は3,860人。職業分類別にみていくと、最も多いのが、「卸売・小売」で、「学術研究等」「情報通信」と続きます。さらに富裕層の代名詞である医師を含む「医療・福祉」で353人。特に柿の木坂2丁目は10.38%となり、10人に1人は医療関係者。また就業者のうち12.77%が企業の役員で、柿の木坂2丁目では17.23%と高水準になっています。さらに「家事」の割合が28%、柿の木坂2丁目では33%にものぼります。

 

2020年公示地価をみていくと、目黒区柿の木坂2丁目、都立大学駅まで徒歩11分の住宅地で、272万円/坪(82.5万円/m²)。山手線の外側のエリなので、都心ほど坪単価は高くはありません。該当の場所は、低層一般住宅が多い閑静な住宅地域58坪(193m²)のゆったりとした敷地の邸宅。土地だけで1億円超で、人気私鉄沿線の高級住宅地にふさわしい価格です。

 

東急東横線「都立大学」に近接する柿の木坂。沿線価値向上を目指した大学誘致によって、住宅地として成熟し、都内でも知られた高級住宅地として知られるようになりました。ただ敷地の広い豪邸が目立つエリアもありますが、高級住宅地という近寄りづらさはなく、少し背伸びすれば一般の会社員でも検討できそうな賃貸住宅もチラホラ。肩ひじ張る必要のない――。それが柿の木坂の魅力です。

 

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