「駆除すべき対象としてしか見ていなかった生き物に対して、ネズミさんたちと呼びたくなるほどに親しみを感じている」「解き明かして得たネズミさんたちの習性が、今後のドブネズミ駆除に役立つのであれば、私にとってこれ以上喜ばしいことはない」――ネズミ捕獲のプロ・山﨑收一氏は書籍『捕獲具開発と驚くべきネズミの習性』(幻冬舎MC)で、そう語っています。

ホームの皆様大騒ぎ「何とかしてくださいよー!」

箱の入口の高さは5cmなので、1匹ずつしか入れない。つまり、中で食べずに1つずつ運んで外に持ち出した個体がいて、持ち出してすぐに食べていないことが分かる。何故パンを持ち出してすぐに食べなかったのだろう? 中で食べるか、あるいは交代で箱の中に入って食べれば良いではないか? 少なくとも、1頭のネズミが豊富な餌を独占するために行った行為ではない。実に不思議な光景であった。

 

2月23日の点検では、6台すべての箱に入ったようで、合計65個のパンの小片がなくなっていた。多くのネズミが出入りしていると判断して6台すべてをロックモードに切り替えた。

 

2月24日に回収に行くと、グループホーム内にいる人たちはネズミのことで大騒ぎであった。怖かった、寝られなかった、電話しようと思った等々、口々にどんなにひどい状況であったかを話し出す。

 

夕方7時頃からガタガタと音がし始め、夜中の1時頃に最もひどい音がしばらく続いたそうである。その後静かになったが、もう二度と御免だ、撤去してほしいと言われた。天井裏を確認してみて、我々も驚いた。次回がその時の観察記録である。

 

続く…

 

本記事は連載『捕獲具開発と驚くべきネズミの習性』を再編集したものです。

 

 

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捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

山﨑 收一

幻冬舎メディアコンサルティング

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