意味:わけを言って謝ること
〇 この度の件につきまして、陳謝いたします。
× この度の件につきまして、お詫びします。
丁寧な謝罪をしている姿勢があるかどうか
○の例は、問題となっている点について包み隠さずお話しし、謝る、説明してお詫びするという意味です。一方、×の例は、何について、どの程度謝っているのかわからない、何が起こっているかがわからない表現です。きちんと謝罪する時は、○の表現を使ってみると誠意が相手に伝わりやすくなります。
(2)【非礼の数々】
意味:無礼なこと、失礼なこと
〇 非礼の数々、お許しください。
× 失礼なことの数々、お許しください。
起きている事柄を理解して謝罪しているかどうか
◯の例は、相手に嫌な感情を与えてしまったことを自分も認識しています。ネガティブなことが具体的に起こっている状態です。一方、×の例は、相手が嫌かどうか、こちらは認識していない状態で発せられた言葉です。ですから、「何が」非礼なのか、具体的なことは認識していないというイメージを与えてしまいます。
(3)【申し開きのできないことです】
意味:相手から非難を受けたり疑惑を招いたりした事柄について、何ら正当性はないこと
〇 このようなミスをしてしまい、申し開きのできないことです。
× このようなミスをしてしまい、言い訳できません。
保身に走らず心から反省している姿勢があるかどうか
◯の例にある「申し開き」は、反省とは意味が違い、期待していた結果は出なかったが、そこに至る過程では悪いと思わなかった、と説明する行為です。「申し開きできない」は本来は説明できるはずが、それすらできない状況です。一方、×の例の「言い訳」は、タラレバを言うだけ。自分に都合がいい、保身です。