「駆除すべき対象としてしか見ていなかった生き物に対して、ネズミさんたちと呼びたくなるほどに親しみを感じている」「解き明かして得たネズミさんたちの習性が、今後のドブネズミ駆除に役立つのであれば、私にとってこれ以上喜ばしいことはない」――ネズミ捕獲のプロ・山﨑收一氏は書籍『捕獲具開発と驚くべきネズミの習性』(幻冬舎MC)で、そう語っています。

ネズミに共通する行動なのか?謎は深まるばかり…

それはルールを他の何よりも優先させて厳格に守ろうとする集団行動の表れに他ならない。ルールを守ろうとする度合いが種によって異なり、ドブネズミがクマネズミほどルールにこだわりを持っていないのなら、ドブネズミをいくら観察しても同じ行動を見ることはできない。

 

この集団内にあるルールは集団内の個体をどの程度拘束しているのだろうかという疑問が、今なお私の頭の中を満たしている。そして、ルールを重視する社会行動がクマネズミだけのものなのか、それとも程度の差はあれどネズミに共通する行動なのか。

 

この疑問は、後で触れることになるハツカネズミの行動について考える時にとても重要になってくる。つまり、ハツカネズミがクマネズミと同じくらい厳格にルールを遵守しているなら、 集団行動の様子を詳しく調べることで、ハツカネズミ社会にあるそれまで知られていなかった全く新しいルールが見えてくるはずである。

 

たった一度のわずか数分の観察に過ぎないが、手元に残った数枚の写真から、ネズミ社会の一端を垣間見ることができた。あまりにも面白いと感じたので、つい、いろんなことを考えてしまう。

 

続く…

 

本記事は連載『捕獲具開発と驚くべきネズミの習性』を再編集したものです。

 

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

捕獲具開発と驚くべきネズミの習性

山﨑 收一

幻冬舎メディアコンサルティング

ネズミにも感情がある!? 古くから人は、ネズミを捕獲するためにさまざまな仕掛けを考案してきた。しかしながらクマネズミだけは、そのいずれをもってしてもほとんど捕まえることができずにいる。それは何故なのか。新たな捕…

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録