「テレアポ営業の時代は終わった」――。アフターコロナの時代はテレワーク、リモートワークが当たり前の社会となる。会社に出勤する社員が減れば、テレアポをしても営業担当とつながりにくくなることが想定される。テレアポなくして営業は成立するのか。実は、ここ最近、これまでなかったようなサービスが続々登場してきているという。現在、連載中の「悪しき業界を大掃除!ウェブマーケティングの闇」の著者の後藤ブランド社長の後藤晴伸氏が、テレアポ営業に代わる新しい営業手法を紹介する。

今、注目の「社長アポ」「決裁者アポ」獲得サービス

今、注目されているのが、「社長アポ」「決裁者アポ」獲得サービスです。新型コロナ以前から出てきていたサービスですが、新型コロナ以降、注目の高まっているサービスの1つではないでしょうか。

 

後藤晴伸著『増補改訂版 ウェブマーケティングという茶番』(幻冬舎MC)
後藤晴伸著『増補改訂版 ウェブマーケティングという茶番』(幻冬舎MC)

経営者のコミュニティを形成し、運営会社の担当が企業のターゲットにマッチした新規営業先を紹介してくれます。さらに、クローズドの経営者コミュニティにて、経営者同士が自由にメッセージを送り合い、商談を設定できるサービスになります。良質なアポが取れるため、成約率が高い傾向があります。

 

アポ獲得代行サービスは、その他にもいろいろありますが、選定する際には注意が必要です。「社長アポ」「決裁者アポ」を取り付けてくれるようなサービスであれば、アポの質はある程度担保されていますが、現場の担当者レベルのアポ(決裁権の無い人のアポ)をとにかく質より量で取り付けてくるアポ獲得代行サービスは要注意です。アポは取れるが営業をかけると、決裁権のある方ではないので、なかなか決まらないとか、そもそもニーズが無く、ちょっと話を聞いてみたいというモチベーションの高くないアポばかり取り付けてくるアポ獲得代行サービスもあるので、サービス選定する際には十分に気を付ける必要があります。重要なポイントは、「社長アポ」「決裁者アポ」かどうかの事前確認です。

Facebook広告はB to B営業には効果的

WEBマーケティングによるB to Bプロモーションにおけるリード獲得も新型コロナ禍以降、非常に注目度が高まっています。その中でも、効果的な手段の1つが、Facebook広告の活用です。

 

「今更Facebook?」「今はインスタが主流じゃない?」と思う方も多いと思いますが、B to Bのプロモーションでは、Facebookが重宝されています。現在、Facebookのアクティブユーザーは、30代後半から、40代、50代、60代と年齢層が高くなっております。メッセンジャーをビジネスのコミュニケーションツールとして活用している経営者やビジネスマンも多く、また経営者でFacebookを使われている方も多く、万人が使うSNSというよりは、ビジネスユーザーが多いSNSへと変化してきています。

 

そのためFacebook内での広告配信が有効なリード獲得につなげることができるのです。Facebook広告は、「役職」「業界」「職種」「興味・関心」など様々な細かいターゲティングが可能ですので、自社が狙いたいターゲットに対して、ピンポイントで広告配信できるのが最大のメリットと言えます。特に、「役職」「業界」「職種」などでセグメントできるのが、B to Bプロモーションに向いている理由と考えられます。

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増補改訂版 ウェブマーケティングという茶番

増補改訂版 ウェブマーケティングという茶番

後藤 晴伸

幻冬舎メディアコンサルティング

業界を知り尽くした著者がウェブマーケティング業界の闇を暴露する衝撃の一冊。 インターネットがビジネスでも必須の存在となり、ウエブを活用した賞品宣伝や集客が当たり前になり、検索順位を上げたり、広告から商品の購入に…

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