これに対して、足元の英ポンドは小幅ながら買い越し。英ポンドを売る気になれば、「余力」はたっぷりありそうです。
以上のように見ると、「合意なき離脱」懸念などの英ポンド売り材料が今後も続くようなら、英ポンドは金利差やポジションなどの観点からすると、大幅な下落リスクを抱えている可能性があります。
吉田 恒
マネックス証券
チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長
※本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は筆者の個人的な見解を示したものであり、筆者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、筆者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。