そのなかで、自国の通貨で見た資産額の変動を過度に恐れるマインド・セットを持ってしまい(それを本質的なリスクと思い込んで)、これからの日本人にとって必要と考えるグローバルな投資を行えないことは、人生100年時代に備えるにあたって大きな損失になるでしょう。
マザー・テレサが残した有名な名言があります。「思考が変われば行動が変わる、行動が変われば人生が変わる」、というものです。前述したように、お金の話というのは、自分の思い込みに気づくことが難しい分野かもしれません。ただし、それにより、新しい時代に向けての正しい行動を取れない損失を、我々皆が気付いていかなくてはなりません。
今回は、自分の「思い込み」を変える大切さについて、ご紹介しました。人生100年時代に、多くの方が投資の本質に向き合いながら資産形成に臨んでいけるよう、これからも様々な「お金のマインド・シフト」をお伝えしてきたいと思います。