40歳を過ぎて結婚を決めた息子。しかし、その報告に母が見せたのは祝福ではなく不安の表情でした。夫を亡くした72歳の母は、遺族年金とわずかな貯金で暮らしています。長年同居し生活費を支えてきた息子が家を出れば、生活はどうなるのか――。「親の老後」と「子の人生」がぶつかるとき、親子はどう向き合えばよいのか。見ていきましょう。

41歳息子の婚約に母が見せた“苦い顔”

「……結婚するの?」

 

東京都内の中小企業に勤める会社員・健太さん(仮名、41歳)は、39歳を過ぎてから婚活を始めました。「自然な出会いを」と待っているうちに、気づけば30代も終わりが見えていたといいます。しかし、同年代の友人が家庭を持つ姿を見て、「自分も家族がほしい」と強く思うようになりました。
 

そんな中、婚活で出会った女性と真剣交際に発展し、1年ほどの交際を経て結婚を決めました。プロポーズを受けてくれた喜びを、いち早く母・和子さん(仮名、72歳)に伝えた健太さん。しかし、母は、なぜか苦い顔です。

 

「そう、おめでとう。でも……お前が出ていったら、私はどうやって暮らすの」

 

健太さんの父は、5年前に亡くなりました。専業主婦だった母の収入は、自身の老齢年金と夫の遺族厚生年金を合わせて月13万円ほど。持ち家で暮らしているとはいえ、決して余裕のある生活ではありません。

 

健太さんは父の死後も実家で暮らしており、月10万円を生活費として家に入れてきました。さらに固定資産税や家の修繕費、家電の買い替えなどの突発的な支出を負担することもあり、年間で見ると少なくとも150万円を家計に回していたといいます。

 

母にとって健太さんは生活の支えそのもの。健太さんが婚活をしていることは知っていましたが、内心では「きっと話はまとまらない」と思っていたのでしょう。

 

しかし、結婚をすれば自分の家庭が優先です。健太さんは母の様子に戸惑いながらも、「これまでのように家にお金は入れられない」と告げました。すると、母はこう返しました。

 

「お母さんは、もう働けないのよ。同居が無理なら、仕送りしてもらわないと生活できないわ」

 

不満げにそう漏らす母に、健太さんはショックと同時に怒りも覚えたといいます。

 

「実家に住まわせてもらって、生活面で自分も助かっていた部分は大きい。でも、母と自分の人生は別のもの。それなのに……」

次ページ「親の老後」と「子の人生」がぶつかるとき
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