さかのぼること、1958年。東大泉にあった「東映動画」(現在の東映アニメーション)で、日本で初めて、カラー長編アニメ「白蛇伝」が製作されました。この東映映画には宮崎駿さんや高畑勲さんなど、日本のアニメーションのレジェンドが集まって作品を作っていたといいます。現在、東映アニメーション大泉スタジオ敷地内には「東映アニメーションミュージアム」がオープン。海外のアニメファンも訪れる、人気のスポットとなっています。
またアニメに所縁の深い大泉学園は、地域が一丸となって『銀河鉄道999』で街おこしが行われています。作者の松本零士さんは練馬区在住で、練馬区名誉区民。地域活性化の活動にも積極的に協力をしているそう。前出の通り「大泉学園」電車の発車ベルは『銀河鉄道999』を採用。アニメの車掌さんは「大泉学園」駅の名誉駅長に任命されています。さらに東大泉商栄会、通称、ゆめーてる商店会のオリジナルキャラクター「ゆめーてるちゃん」は、松本零士さんによるもので「地元のために」と版権を無償で提供。さまざまなシーンで「ゆめーてるちゃん」は活躍し、大泉学園を盛り上げてくれています。
家賃水準も、買い物も、飲食も、長所しか見当たらない
高級住宅地であり、日本のアニメの聖地である「大泉学園」は単身の会社員の居住地としてはどうでしょうか。駅周辺の家賃相場を見ていきます。駅から徒歩10分圏内の1Kの平均家賃は6.83万円、11分を超えると5.65万円(図表1)。同条件の東京都練馬区の家賃水準は、駅10分圏内6.33万円、11分を超えると5.77万円。「大泉学園」駅周辺の家賃相場は、駅チカで区平均を上回り、駅から離れると、区の平均を若干下回ります。
厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によると、都内勤務の男性会社員の平均月給は、25~29歳で27.5万円、30~34歳で34.1万円です(図表2)。企業規模によって平均給与は異なりますが、そこから住民税や所得税などを差し引いた手取り額の1/3以内を適正家賃と考えると、都内勤務20代後半は6.9万円、都内勤務30代前半は8.5万円です。
「大泉学園」駅周辺の家賃相場は、20代会社員でも十分検討できる水準です。大手検索ポータルサイトで、20代会社員の適正家賃内、徒歩10分圏内を条件で検索してみると、それほど多くはありませんが、単身者向け物件がヒットします。そのうち1割強が、新築含む、築5年以内の築浅物件。オートロック、浴室乾燥機、独立洗面台など、今どきの賃貸ニーズに応える物件が見つかります。
----------------------------------------------------------------------------------------------
[PR]不動産投資、いきなり始めるのはあまりに危険!
セミナーに参加し資産運用について考えましょう 詳細はこちら>>>
----------------------------------------------------------------------------------------------