株式投資を始めて間もない人であれば、きっと考えたことがあるでしょう、「必ず勝てる方法はないのだろうか」と。今回は株式トレードにおける「必勝法」について考えていきます。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

「大損する可能性のあるトレード」はしない

トレードをする場合、ある程度のリスクは負わなければなりません。リスクを負いつつ前述のように、手数料と税金を抑え、やめるときにしっかりやめることで、そのリスクをコントロールできます。そしてリスクを負ったうえで、勝つ確率が高い時にトレードします。

 

しかし注意したいのは、どんなに低い確率でも大損する可能性のあるトレードはしないことです。99.9%大丈夫だと思っていても、残りの0.1%というのは、1000回に1回は出くわす確率です。長くトレードをしていれば、いずれその1000回に1回に出くわすことでしょう。

 

大損をしてしまうと、それを取り返すのは容易ではなくなります。なぜならば投資というのは、資金量の多さが儲けの多さに比例する行為だからです。

 

たとえば、1000万円分買った株が5パーセント値上がりすれば1050万円となり、50万円の儲けとなります。しかし、10万円分買った株が同じく5パーセント値上がりしても10万5000円で、儲けは5000円にしかなりません。資金が少ないほど儲けにくいのが投資です。

 

ですから、どんなに低い確率でも大損する可能性のあるトレードはしないことが、トレードで必敗を防ぎ必勝に近づくためには重要です。

 

◆まとめ

株式トレードに絶対確実な必勝法はありません。しかし、手数料と税金を抑えること、やめるときにしっかりやめること、どんなに低い確率でも大損する可能性のあるトレードはしないことで、必敗を防ぎ必勝に近づくことはできるのです。

 

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