日本人男性の3割が発症するというAGA(男性型脱毛症)。今回取り上げるS・Sさん(仮名・40代・男性)もまた、薄毛に悩まされた患者の1人でした。そんなS・SさんはAGAをどのように克服したのでしょうか。この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

「カツラはカツラに過ぎない」今しみじみと思うことは

植毛を重ねて自分自身の髪を増やし、カツラを外してからは、生活が大きく変わりました。昔は髪が乱れて薄毛があらわになるから嫌いだった風の強い日も、髪が濡れてさらにぺったりと薄く見えるから恐れていた雨の日も、もう怖くはありません。水泳など髪のために制限していた趣味も、避ける必要がなくなり、思いきり楽しむことができるようになりました。

 

大好きなのにできないこと、したいのにできないことがあると、人間は元気がなくなります。逆に、そうした我慢をせずに済むようになると、人間は活動的に、積極的になれます。私がまさにそうでした。

 

思う通り、望むままに何でも行動できるようになったら、気持ちも変わり、昔のような活発な自分に戻れました。植毛を受けたことは、自分にとって見た目の問題だけでなく、メンタル的にもとても良かったと思います。

 

それに今思えば、いくら良くできたカツラでも、カツラはカツラに過ぎません。自分の毛髪ではないし、自分の本当の髪型でもありません。見た目としても、きっとどこかに若干の不自然さがあったはずです。さらにカツラは一度作ったら終わり、ではありません。メンテナンスなどのため、一つだけではなく複数持っていなくてはならないし、傷めば作り直しが必要になります。

 

安いものではないので、高額のお金がかかるし、メンテナンスの面倒さも生半可なものではありません。そのためカツラをつけていること自体がストレスになるうえに、さまざまな煩雑さや気苦労がさらにストレスとなって襲ってくるのです。

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この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

音田 正光

幻冬舎メディアコンサルティング

髪が抜けて少なくなる、頭頂部が薄くなる――これは男性にとって古今東西、永遠のテーマといえる苦しみであり、さらに昨今は女性にも薄毛の悩みを抱える人が増えています。 本書では、さまざまな治療法を試しては失望してきた…

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