ビジネスはすべてサービス業だと知っている
税理士を含め、一般的に「士業」と呼ばれる、弁護士、会計士、司法書士などの仕事は、お客さんから「先生」と呼ばれることが多いもの。さらに、医師、経営コンサルタント、議員、作家や芸術家まで「先生」といわれる仕事は幅広くあります。
でも、私は自分が提供するモノやサービスの見返りに、お客さんからお金を頂戴する仕事はすべて「サービス業」だと考えています。
たとえば、あなたが風邪をひいたとします。
ロクに診察もせずに「あっ、薬渡しとくから」という無愛想な医師よりも、いつからどんな症状なのかを確認し、風邪以外の可能性や治療法についても説明してくれる先生のところに通いたいと思いますよね。
税理士に対しても同じでしょう。
私たちの事務所は、「早くて」「安くて」「正確で」「感じがいい」をモットーに平日は夜8時まで、土日も営業しています。
さらに、消費税の還付や相続税対策、法人化による節税、税務調査対策や不動産投資における節税まで、ほかの税理士事務所にはない付加価値を備えているからこそ選ばれていると自負しています。
もはや、「先生」と呼ばれる立場に安住していられる時代ではないのです。
「儲かっている社長」は、たとえどんな業種、業態でも、そのことをわかっています。
私の顧問先企業に、設立から25年以上経つ不動産会社があります。
毎年のように増収・増益を達成している秘訣は、土地の仕入れなどの金額にこだわり、在庫負担をなるべく減らすべく、徹底的なコスト削減と、お客さんのことを考えた個性的で安価な建売住宅を提供していることでしょう。
また、多くの飲食店が苦戦するなかで、安定した収益を確保している居酒屋が築地にあります。
ここは、店主がフグの調理師免許を取得し、稲わらを使って魚を焼くなどの独自のメニューを展開してお客さんに喜んでいただいています。
ちなみにこの居酒屋は、私の福井の実家から長年にわたりコシヒカリを仕入れてくださっており、嬉しい限りです。
鳥山 昌則
税理士法人とりやま財産経営 代表
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