どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、JR京浜東北線、宇都宮線・高崎線の「さいたま新都心」駅。

街びらきから20年…県下有数のビジネス街へ

「さいたま新都心」駅は、さいたま市大宮区に位置する、JR京浜東北線、宇都宮線・高崎線の駅です。さいたま新都心の最寄り駅として開業したのは、街びらきよりも早い2000年4月1日。1日の乗車人数は5.5万人で、増加の一途を辿っています。

 

さいたま新都心は、1986年、第4次首都圏基本計画で、旧浦和市と旧大宮市が業務核都市の指定を受け、1989年、大宮操車場跡地に政府機関の集団的移転が決定したことに始まります。開発面積47.4ha、就業人口約5万5,000人の街をゼロから作る計画で、国の18の機関が移転し、2000年5月に街びらきが行われました。現在では、埼玉県でも有数のビジネス街です。

 

 

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街は、南北に走るJR線により大きく西側と東側に分かれています。西側には、コンサート等でお馴染みの「さいたまスーパーアリーナ」のほか、通信タワーを含めると218.5mを誇る「NTTドコモさいたまビル」、「さいたま新都心合同庁舎」など、官民の高層ビルが林立。災害時に医療拠点となる病院の整備も行われ、「さいたま赤十字病院」や「埼玉県立小児医療センター」が立地します。一方、東側には、民間による土地転換が進められ、大型ショッピングモール「コクーンシティ」などがオープンしました。

 

最新の「住みたい街ランキング」では、大宮、浦和に続いて、全体19位、埼玉県で第3位になるほどの人気の街になった「さいたま新都心」ですが、計画がすべて順調に進んでいったわけではありません。たとえば「さいたまタワー計画」。東京タワーに代わる電波塔の誘致計画で、有力な候補地とされてきましたが、東京都墨田区に敗北。その後、街のシンボルとなる高層ビルの建設が計画されましたが、リーマンショックによる不況で白紙になりました。

 

「さいたま新都心」駅
「さいたま新都心」駅

 

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