株式投資、FX、不動産投資など、さまざまな投資を自ら実践してきた医師が語る、不透明な時代を生き抜くためのお金の知識。本連載は、現役の医師で、大見医院院長の大見貴秀氏の書籍『失敗から学び続けた、資産家ドクターの投資術』(クロスメディア・パブリッシング)より一部を抜粋し、医師に最も適している資産形成法を教えます。※「医師×お金」の総特集。GGO For Doctorはコチラ

銀行は億単位の全額融資などしてくれない

普通、銀行は億単位の全額融資などしてくれません。それがなぜ可能だったかというと、私が医師だったからです。一般のサラリーマンと比べて、医師は銀行の信用度が高いのです。同じ年収1000万円のサラリーマンと医師では、銀行の融資額が大きく違います。金融機関にもよりますが、サラリーマンの1.5倍も多い融資を受けられるケースがあります。それだけ医師は優遇されているわけですから、この特権を活かさない手はありません。

 

また、毎月の家賃をローンの返済に回すことができるので、給料から持ち出す必要がないので安心です。もっとも、それには毎月の家賃収入が返済額を上回るような物件であることが条件です。

 

札幌の物件を買ったとき、当初はこのまま持ち続けるか、ある時点で売却するか、どちらでもいいと思っていました。けれども、入居率が最初は 95 %ぐらいでしたが、1回空室ができるとなかなか次の人が決まらなくて、90%を下回ることもありました。そのうえ、修繕の費用がかさむということが続いたので、購入してから4年後に売却。売却したお金でローンの残債を返済しても、結構な額の利益が出ました。

 

したがって、私が現在所有している物件は東京のマンション一棟のみです。いままではフリーランスの麻酔科医としてそれなりの年収があったので、札幌と東京に一棟の物件を買うことができました。しかし、父の内科クリニックを継いだ開業医としてのいまは、フリーランスのときのような高収入は見込めません。

 

とはいえ、将来に備えて資産形成としての不動産投資はこれからも考えていく必要があります。いまの状態では一棟の物件を買える余裕はもうないので、これからは区分マンションの購入を考えています。

 

不動産投資は、必ずしも一棟でなくてもいいのです。中古一棟マンションだと購入には最低でも1億円程度がかかりますが、新築区分マンションならば2500万円程度から購入することができます。そして、中古一棟マンションよりも新築区分マンションのほうが、確実に投資の利益が得られ、長期で家賃収入が望めます。

 

自分でさまざまな資産形成を試してみましたが、一番いいのは不動産投資であると確信しています。

 

大見貴秀

大見医院院長

 

植田幸

資産コンサルタント 宅地建物取引士 AFP(日本FP協会認定)

 

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