株式投資、FX、不動産投資など、さまざまな投資を自ら実践してきた医師が語る、不透明な時代を生き抜くためのお金の知識。本連載は、現役の医師で、大見医院院長の大見貴秀氏の書籍『失敗から学び続けた、資産家ドクターの投資術』(クロスメディア・パブリッシング)より一部を抜粋し、医師に最も適している資産形成法を教えます。※「医師×お金」の総特集。GGO For Doctorはコチラ

不動産投資にいいイメージはなかった

もしあなたの年収が仮に1500万円だとしたら、150万円ほどの控除があったとしても、課税所得は1350万円前後。したがって所得税33%で、445万円を納税しなくてはなりません。さらに住民税(おおよそ課税所得の10%といわれています)135万円が加わると、合計約580万円が税金に取られることになります。

 

このような税制の仕組みに、私は不安を抱いたのでした。年収が2000万円を超えたら、その半分近くを税金に取られてしまうからです。税金の負担が大きく、毎日の生活費のことなどを考えると、思うように預貯金もできない。万が一、体調を崩して医師の仕事ができなくなったらどうするかという不安も重なり、給料収入以外の資産をつくっておこうと考えたのです。

激務で体調を崩して、将来不安が襲ってきた。
激務で体調を崩して、将来不安が襲ってきた。

資産形成の方法はいろいろあります。株式投資、FX、投資信託、不動産投資、外貨預金……。最初はよくわからなかったのですが、さまざまな情報を調べるうちに、それぞれのメリットとデメリットを把握できるようになりました。そこで不動産が医師と相性がいいということを知ったのです。

 

不動産投資は、以前しつこく営業電話をかけられたこともあり、最初はあまりいいイメージを持っていませんでした。しかし、不動産投資をしている方から話を聞いたり、本を読んで研究するうちに、そのメリットを強く感じるようになりました。そして、インターネットで不動産投資会社をいくつか調べ、ある会社のセミナーに参加したのです。私が医師だったせいもあって、有力な顧客として登録してもらいました。何度かセミナーに足を運び、仕組みを説明してもらっているうちに、複数の目玉物件を紹介してもらえることになりました。

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