「新築分譲マンション購入」と比べてみると…?
賃貸併用住宅でなかったら、どうでしょう。例えば、自己居住用としている2LDKの住戸と同程度の規模を持つ新築分譲マンションを、同じ城南エリア内で購入した場合と比べてみます。
ここでは立地条件から、分譲マンションの価格を5000万円と想定し、住宅ローンを組む額を購入金額に等しい5000万円と想定してみましょう。借り入れ期間は賃貸併用住宅の場合と同じ35年。適用金利のタイプは変動です。ここでは通常の住宅ローンの利用を前提に、適用金利は1%と仮定します。賃貸併用住宅と違って専用住宅を購入するわけですから、通常の住宅ローンと同じ扱いになります(シミュレーションは2017年5月時点、フラット35のウェブサイト参考)。
この条件の下で試算すると、毎月の返済額は約14万円です。額そのものの規模は賃貸併用住宅の場合に比べれば半分以下です。しかし、この金額は全て家計からの持ち出しになります。毎月約14万円のお金を35年間にわたって返し続けないといけないわけです。