前回は、株主の意見に耳を傾けてくれる企業の見極め方などを説明しました。今回は、株式投資初心者の場合、最初に投資する企業はどのように選べばよいのかを見ていきます。

「自分の目で見て、実感する」ことが大事

株式投資を始める際、初心者の方はまず、自分がよく知っている企業に注目することが肝要です。普段から商品を愛用していたり、よく利用していたりするサービス、それらを提供する企業に注目します。

 

たとえばコンビニエンスストアやレストラン、ドラッグストア、百貨店やレジャー施設、アパレルメーカー、女性なら化粧品メーカーなども候補になるのではないでしょうか。

 

よく知っている企業や店舗であれば、最近売れ行きが良さそう、客入りが良い、といったことを実際の利用時に実感することがあると思います。この「自分の目で見て、実感する」ということが、非常に重要です。

 

東京・銀座のメインストリートでは、大勢の外国人観光客が日本製の商品を多く抱えている姿を目にします。どんな商品を買っているのか注目してみると、百貨店では腕時計やブランド品、ドラッグストアでは化粧品・医薬品・サプリメント、家電量販店では炊飯器や魔法瓶など、様々な商品を手にしています。

 

直近のニュースでも、外国人観光客に日本の炊飯器や魔法瓶が人気との報道を見かけます。前述の通り、自分の足で稼いだ情報と、ニュース等の情報から、好調さを確認できたら関連企業を探っていきます。たとえば、炊飯器や魔法瓶を手がける企業では、象印マホービン(7965)が挙げられます。

投資のヒントは「普段の生活」の中にあふれている!?

飲食系の企業も、私たち消費者にとって身近な存在です。たとえば、パンケーキが人気の「エッグスンシングス」。ニュースでも行列をつくっている様子が度々話題になり、口コミからも人気を実感できます。

 

運営するWDI(3068)のWEBサイトをチェックすると、その他にも朝食で人気の「サラベス」やパスタで有名な「カプリチョーザ」、日本上陸が話題となった「ウルフギャング・ステーキハウス」など、様々な業態の店舗を運営していることが確認できます。

 

身近にある飲食系の店舗も、実は上場企業が展開する店舗であるケースも少なくありません。

 

このように、身近な情報や自分の足で稼ぐ情報から、好調そうな企業を見つけ、その上で売上などの業績を確認し、投資先を絞っていく。そうした投資スタイルで知識を蓄えていけば、自然と企業にも詳しくなっていきます。

 

前述の企業の優待内容では、象印マホービンは自社製品の割引販売、WDIは自社グループ店舗で利用できる優待券と20%割引の株主優待カードを受け取ることができます。

 

このように、身近な企業、つまり消費者向けにビジネスを展開している企業は、自社のサービスを知ってもらうため、優待を実施している企業が多いのが特徴です。普段の生活の中には、投資のヒントがあふれています。まずは、よく知っている身近な企業が上場しているのかをチェックしてみてください。

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    本連載は、2016年1月27日刊行の書籍『勝てる!「優待株」投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は著者の個人的な見解を解説したものであり、著者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。投資はリスクを十分に考慮し、読者の判断で行ってください。本連載の内容に関して投資した結果については、著者及び幻冬舎グループはいかなる責任も負いかねます。

    勝てる!「優待株」投資

    勝てる!「優待株」投資

    藤井 明代

    幻冬舎メディアコンサルティング

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