日本型オペレーティングリースの仕組みやメリットについて詳しく検証している本連載。今回より、広義での「オペレーティングリース」を含めたオペレーティングリースの全体像の理解を深めるために、よくある疑問点についてQ&A方式で展開する。今回のテーマは「日本型オペレーティングリースの歴史」について。

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Q7. 日本型オペレーティングリースの歴史は?

A7.日本型オペレーティングリースの原型ともいえる日本型レバレッジドリースは1985年、オリエント・リース(現オリックス)と日本貨物航空(日本郵政グループの国際線貨物専門航空会社)との間で、ボーイング747型貨物機についての契約が交わされたのが最初とされている(金山剛氏『日本におけるレバレッジド・リースの実証的考察』)。

 

もともとは、日本の航空会社や海運会社による航空機および船舶調達のため、新たなスキームを提供するという政策的な意義があったが、投資家の需要拡大とともに、国内のみならず、海外の航空会社や海運会社の調達にも日本型オペレーティングリースが利用されるようになった。足元では、国内案件は少なく、海外のレッシーとの取引が増えている。

 

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Q8.なぜ「日本型」と呼ばれるのか?

A8.日本の商法で規定されている「匿名組合」の仕組みを利用し、複数の匿名組合員(法人投資家)から出資を募って組成することから、「日本型オペレーティングリース」と呼ばれている。

 

 

【参考】

オペレーティングリースとは?「日本型オペレーティングリース」の仕組み・使い方・メリット

 

 

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