低位株選別投資の買いチャンス…「3段下げ」の見極め方

株価が下げ切り、今後大きく上昇しそうな銘柄を発掘して勝つための株式の売買法が「低位株選別投資術(FAI投資法)」です。本連載では、投資顧問会社「林投資研究所」代表取締役・林知之氏の著書、『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術:とにかく29のルールを守るだけ』(マイルストーンズ)の中から一部を抜粋し、「低位株選別投資術(FAI投資法)」で勝つための29のルールを解説します。

「逆行新値2本」が出現したら1段とみなす

【ルール 1】

 4~5年下げ、3段下げ完了の銘柄を買う

 

株価は、5年から10年で長期の上げ下げをみせる。その長期トレンドの安値圏にいて、かつ上昇直前あるいは上昇が始まりそうな銘柄がFAIの対象である。だから、まずは下げきっていることが条件だ。

 

株価は、天井から1段目の下げ→保合→2段目の下げ→保合→3段目の下げ→底練り(安値での保合)と推移する。では、何をもって1段とするのか。過去の動きを見て「これが1段、これで2段、ここで3段下げ・・・ほら底練りをみせて上昇する」なんて解説は誰にでもできる。あとからではなく、途中で「いま、どこにいるのか」を判断するために、酒田新値(日足による数え方)を月足に適用してみる。

 

陰線で下げてきて、新安値をつけて戻り、陽線で新高値を2回つけた状態、つまり、「逆行新値2本」が出現したら1段とみなす。こう定義すれば、すっきりするが、単なるしゃくし定規の数え方なんて、現実には通用しない。

 

「3段」とは、数字の「3」ではなく、便宜的に数字を入れた慣用句のようなもので、十分な日柄(年数)をかけて大きく下げた、いわゆる「十分に下げた」「下げきった」ことと捉えてほしい。

 

以降、淡々と「型」「形」で説明していくが、すべては基本イメージ、モデルとして定義したものだ。そういった典型こそピッタリの事例が少ない例外なのが現実だが、それが“標準”というものであろう。

短期間で2番底を形成する「毛抜き」

【ルール 2】

 底練りの中の2番底形成を待つ

 

【ルール 3】

 下に来ての6連続陰線に注意。W型の底、または小さくとも毛抜きの出るのを待つ

 

3段下げで「下げきったと思われる」だけでは不十分、きちんと底打ちを確認するには、月足で安値の型を見る必要がある。「天井も底も2回ずつ」という相場格言がある。「2番天井」「2番底」を見て、相場のトレンドが完全に行き詰まったことを確認するわけである。

 

安値をつけたあと、いったん戻し、再度下げて1番目の安値近辺で止まったところが2番底である。1番底に向かう下げトレンド、戻り、下げ、2番底後の上昇、の4つの上げ下げがアルファベットの「W」の形になるわけだ。

 

このW型を形成する期間は、まちまちである。1年以内のときもあれば、4~5年かかるものまである。

 

しかし、1番底の翌々月に2番底というように、ごく短期間のうちに2番底をつけることもある。このときは、短期間なので1番底と2番底がほぼ同値(せいぜい1円ちがい)でなくてはならない(月足の実体ではなく、ヒゲの安値で見る)。2番底のほうが上値にあれば、それはまだ「1番底のあとの戻り」の状態だし、2番底のほうが下値にあれば「あらたな下げトレンド」あるいは「下げトレンドが続いている」ことになり、2番底とはいえないからである。

 

このような短期間で2番底を形成する形を「毛抜き」という。

 

また、6カ月連続の陰線で下げが続くということは、急速に人気が冷えたことを意味する。

 

しかし、一時的な人気の冷え込みで、ファンダメンタルの要素がよければ(純資産の増加、人員整理、経常利益の大幅増加)、下げた反動で大きく上がることになるわけだ。

 

もちろん、それ以前からの長期の流れ、つまり大局的な値動きが問題であるが、例えば3段下げのあとW型の底を形成しているときの6連続陰線となれば、絶好の買いチャンスとなり得る。

林投資研究所 代表取締役

1963年生まれ。幼少のころより投資・相場の世界に慣れ親しみ、株式投資の実践で成果を上げながら、独自の投資哲学を築き上げた。現在は、投資顧問会社「林投資研究所」の代表取締役。中源線建玉法、FAI投資法を中心に、個人投資家へのアドバイスを行っている。また、投資助言、投資家向けセミナー等を精力的に行うかたわら、投資情報番組「マーケット・スクランブル」のコメンテーターも務めている。林投資研究所の創設者である故・林輝太郎は実父。主な著書に『億を稼ぐトレーダーたち』『凄腕ディーラーの戦い方』『億トレIII~プロ投資家のアタマの中』『うねり取り株式投資法 基本と実践』(マイルストーンズ)、『入門の入門 中源線投資法』『ブレない投資手法 曲げない投資哲学』(林投資研究所)などがある。

著者紹介

連載上がり目の銘柄を狙い打つ! 「低位株選別投資」で勝つための29のルール

本連載は、林知之氏の著書『東証1部24銘柄でらくらく2倍の低位株選別投資術:とにかく29のルールを守るだけ』(マイルストーンズ)から一部を抜粋したものです。掲載している情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自分の判断で行ってください。また、本連載を利用したことによるいかなる損害などについても、著者、版元、および幻冬舎グループはその責を負いません。

東証1部24銘柄でらくらく2倍の 低位株選別投資術

東証1部24銘柄でらくらく2倍の 低位株選別投資術

林 知之

マイルストーン

株式投資するからには10億くらい稼ぎたい! かつて実践者の過半数を億トレーダーに導いた驚異の投資法がついにベールを脱ぐ! 株は「正しい手法」を学べば儲かる! 初心者でも確実に模倣(まね)できるほったらかし投資の技…

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