今回は、つみたてNISAの概要を説明します。※本連載は、証券アナリスト/AFPの頼藤太希氏、CFP/DCプランナーの高山一恵氏の共著、『1000円から増やす積み立て投資術』(standards)から一部を抜粋し、「つみたてNISA」と「iDeco」のしくみの基本についてわかりやすく解説します。

ETFを含む投資信託を「積み立て」で購入

まずはつみたてNISAです。2018年スタートの、投資初心者向きの制度ですので、はじめに紹介したいと思います。

 

つみたてNISAでは、年間40万円までの投資で得られた利益に対する税金が非課税になります。つみたてNISAで新規に投資できるのは、2018年から2037年までの20年間。つまり、最大で800万円分の投資の利益が非課税にできるのです。

 

つみたてNISAで買うことができる金融商品は、ETFを含む投資信託です。「つみたて」の名のとおり、これを積み立てで購入していくのが基本的な使い方になります。

 

年間40万円というと、月最大で3万3000円ほどですから、少なく感じる方もいるかもしれません。しかし、少額でもコツコツ取り組むことで、まとまった資産ができることを実感するにはぴったりの制度ともいえそうです。

 

つみたてNISAを利用できるのは、日本に住んでいる20歳以上の方です。各金融機関にマイナンバーを添えて申し込みます。

 

 用 語 解 説 

 

●ETF

上場投資信託。日経平均株価やTOPIXといった株価指数と同じような値動きを目指して運用される投資信託の一種。株と同じように市場で売買することもできる。

 

本連載は、一般的な投資信託の仕組みなどを紹介することを目的にしています。特定の金融商品の推奨や投資勧誘を意図するものではありません。また、投資にはリスクがあります。投資はリスクを十分に考慮し、読者の判断で行ってください。なお、執筆者、製作者、スタンダーズ株式会社、幻冬舎グループは、本連載の情報によって生じた一切の損害の責任を負いません。

イラスト:ひろいまきこ

1000円から増やす積み立て投資術

1000円から増やす積み立て投資術

頼藤 太希,高山 一恵

standards

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