今回は、簡易宿所の取得前に行いたい「保健所」への事前相談について見ていきます。本連載は、全国民泊同業組合連合会 理事・大神麗子氏の著書、『買わない不動産投資 ドル箱 宿泊所』(みらいパブリッシング)より一部を抜粋し、新しい時代の「簡易宿所(かんいしゅくしょ)」投資のための、物件取得の具体的な方法をレクチャーします。
「事前相談」の前に準備すべき書類とは?
(前回からの続きです)
物件が決まったら、各都道府県の保健所に事前相談にいきましょう。そして、その際はこれらのものを準備して持っていきましょう。
●賃貸募集などの簡単なものでいいので施設の所在地と図面がわかるもの
●マンションの場合は管理規約(民泊が禁止されていないかどうか)、賃貸の場合は大家さんから民泊での使用許可が取れていることを証明する契約書
旅館業申請について、分からないことは何でも質問を
この時点ではまだ簡単な紙でいいので、そこにあなたが手書きで「ここにベッドを置いてここにフロントを設置する予定です」などとメモを付け加えて持って行きましょう。
最近は旅館業申請も増えてきているので、保健所の方も話がスムーズなことが多いです。わからないことは親切に教えてもらえます。
楽待コラムニスト
全国民泊同業組合連合会理事
宿泊業と不動産投資を掛け合わせた形でビジネスを行い、5年目に至る。学生の頃に自習用のレンタルデスクを借りたことがきっかけで、空間貸しビジネスの可能性に目覚める。就職活動において10社以上の東証一部上場企業から内定を得た後、総合職の営業として勤務し、2014年に独立。楽待コラムニストとして投資の執筆、不動産投資家やサラリーマンに向けた民泊投資アカデミーを主催、民泊の意見表明に関して国に認められた唯一の折衝機関である全国民泊同業組合連合会の理事を務める。SNS上では、多数のフォロワーに向けて自身の投資手法や考え方を公開し、反響を得ている。民泊ビジネスの第一人者として、多数の取材やセミナー講演依頼を受け、その可能性を提唱している。著書に『買わない不動産投資 ドル箱 宿泊所』(みらいパブリッシング)。
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連載最短スケジュールをイチから解説!「簡易宿所」投資の始め方