「投資」なら、預金より効率的に楽しく資産を増やせる
「投資は危険なものである」
「運が良ければ儲けることができるが、たいていは損をする」
投資に対し、こうしたイメージを持っている人は、少なくありません。
その中には、今まで一度も投資したことがなく、単に他人の失敗談を見聞きして、漠然とした恐怖心を感じている人もいれば、過去に投資で失敗したことがあり、懲りてしまった、という人もいるでしょう。
しかしいずれにせよ、投資を怖がり、投資に対して尻込みしてしまうのは、非常にもったいないことです。
やり方や買う商品を間違えなければ、投資は預金よりも効率よく、そして楽しく資産を増やすことができるからです。
恐怖心を持つ人は「投資」と「投機」を混同している!?
まず、投資に対して恐怖心を抱いている人はたいてい、「投資」と「投機」とを混同しています。
投機とは、「短期的な値動きを利用し、商品を安く買い高く売って利益を得ること」です。
為替レートの変動を利用して利益を得るFX(外国為替証拠金取引)や、短いスパンで株の売買を繰り返すデイトレードなどは、投機にあたります。
うまくいけば、投機は短期間に多くの利益をもたらしてくれます。
ただ投機は、限られたパイを奪い合うだけの「ゼロサムゲーム」であり、誰かが得をすれば、必ず誰かが損をします。
たとえ一時的に勝ったとしても、勝ち続けることはきわめて困難なのです。
一方で投資とは、生産手段や生産活動に対してお金(資本)を出すことです。
投資家が企業の株などを買う(お金を出す)と、企業はそのお金を使って事業を行い、そこから得られた収益を配当という形で投資家に還元(かんげん)します。
また、収益が上がれば、基本的には株式の価値も上がるため、その企業の株を持っている投資家の資産も増えることとなります。