目が見えにくくなると、行動力が低下することも・・・
白内障のせいで目が見えにくくなったことが原因で、外出したり趣味にうちこむなどの行動力が低下してしまう場合があります。
白内障手術によって再び見やすくなると、自らすすんで外出するようになり、ゴルフやスポーツクラブに積極的に通うようになります。家の中でも、それまで見にくくなっていたテレビやコンピューター、本などを見るようになり、たくさんの情報を得ることができるのです。
手術によって「アクティビティー」を再び取り戻せる
このような人の活動性を「アクティビティー」といいます。親しい友人と定期的に食事をしたり、体を動かすスポーツや、洋裁や読書などの趣味を持ったり、といった積極性の高い人のことを、「アクティビティーが高い」といいます。
白内障になり、視力が低下するとアクティビティーが低くなる傾向にありますが、白内障手術によって再びアクティビティーを取り戻すことができます。はじめにでふれた私の母親も、白内障が進行したときには長年通っていたスポーツクラブに行かなくなってしまいました。しかし白内障手術のあとは再び通うようになったのです。
誰にでも、アクティビティーの高い、充実した楽しい日々を送る権利があります。しかし白内障がそれを阻害していることもあるのです。その場合には白内障手術をすることによって若い頃のようなアクティビティーの高い、楽しい日々が再び訪れるのです。