
今回は、プロだけが知っている「株式銘柄」の選び方を説明します。※本連載は、スパークス・アセット・マネジメントが配信しているメルマガ「スパークス投資情報」と、代表取締役である阿部修平氏が出版した書籍『暴落を買え』をもとに、株式投資家が必ず知っておきたい「いい会社を選ぶ7つの基準」を説明します。
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数字で見るバフェット氏の企業選択眼のすごさ
1.バフェット氏の卓越した企業選択眼
前回の記事で説明した通り、米国の有名投資家ウォーレン・バフェット氏が社長を務める投資会社「バークシャー・ハサウェイ」は、その圧倒的なパフォーマンスで有名です。
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同社の株主資本は、1965年から2015年までに、実に8,000倍ほどにもなっており、同期間で株価は1万5,947倍になっています。米国の代表的な株価インデックス「S&P500」の成長率が114倍程度にとどまったことからも、そのアウトパフォームのすごさが伺えます。
これだけ大きく成長した背景には、ウォーレン・バフェット氏の「卓越した企業選択眼」があると言えるでしょう。
2.バフェット氏の投資行動は、再現可能である
「バフェット氏は、世界中にいる大勢の投資家の中で、極めて稀な一人であり、彼と同様のことは、誰にもできない」
特に、インデックス信奉者の方々はそんな風に考えるようです。しかし、現実的にバフェット氏は存在しており、それに続くファンドマネージャーは世界に多く存在しています。
もちろん、日本のファンドマネージャーの中にも、優れた能力を持った人は大勢います。中には、実際にバフェット氏と同様の考え方で投資行動を取り、高リターンを出すアクティブ運用のファンドマネージャーも存在します。
「株主資本利益率(ROE)」が高い企業をチェック
3.高ROE企業を探し出すために
つまり、バフェット氏の企業選択眼で重要なことは、中長期の投資において、企業の基本的な力を見極めることです。
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よい企業の経営者は、常に取引先への支払い、従業員への給与、融資を受けている銀行への利払い、そして税金をしっかりと納めた上で、株主に対して還元する部分をいかに大きくできるかという点を重視して経営にあたっています。
これが、結果的に高いROE(Return On Equity)に繋がっていきます。ROEとは「Return On Equity」の略で、「株主資本利益率」と呼びます。
ROE(%)=純利益÷株主資本(≒自己資本)
ROEとは、株主が投資した金額で、企業がどのくらい利益をあげているのかがわかる指標です。つまり、ROEが高い銘柄ほど、効率的に株主資本を活用できているといえます。
業種や業態によって、ROEの水準には差があり、単純にROEが高い方がよいとは限りませんが、“高ROE銘柄”をチェックすることで、業績のよい企業を見つけられる可能性は高まります。
ただ、こういった優秀な企業は、表面的な情報や、簡易的な調査で探せるものではありません。我々は、何をもっていい企業というのかについて、明確な基準を持ち、それに基づいて企業をスクリーニングするということを地道に続け、魅力的な企業を探し出しているのです。
次回は、投資対象リサーチにおいて、我々が重要視している「7つの基準」をご紹介します。
※上記の企業名はあくまでもご参考であり特定の有価証券等の取引を勧誘しているものではございません。
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