今回は、「アクティブ運用」の基礎知識を見ていきましょう。※本連載は、スパークス・アセット・マネジメントが配信しているメルマガ「スパークス投資情報」と、代表取締役である阿部修平氏が出版した書籍『暴落を買え』をもとに、株式投資家が必ず知っておきたい「いい会社を選ぶ7つの基準」を説明します。

インデックスファンドより高いリターンを狙う!
「アクティブファンド特集」を見る

銘柄を厳選し、リターンを最大化するアクティブ運用

1.「アクティブ運用」とは何か?

 

「いい会社に投資するための7つの基準」をご説明する前に、ファンドの運用方法を整理しましょう。

 

 

まずファンドには、「パッシブ(インデックス)運用」と「アクティブ運用」の2種類があります。パッシブ(インデックス)運用とは、日経平均やTOPIXなどの代表的なインデックスをベンチマークとし、それに連動した値動きをするように運用する方法です。

 

一方アクティブ運用は、日経平均やTOPIXなどのインデックスを上回るリターンの実現を目指す運用方法です。

 

インデックスファンドが、日経平均に含まれる225銘柄や東証一部市場に上場されている全銘柄を組み入れて運用するのに対し、アクティブファンドはより厳選した銘柄を選び、その組換比率などを調整することでリターンを最大化させます。

 

例えば、ファンドマネージャーがトヨタ自動車の将来について強気に見ている場合、インデックス運用が5%組み入れるところを10%に引き上げるなど、その比率や売買タイミング、銘柄の組合せ等を調節し、リターンの最大化を目指すということです。

インデックス運用をはるかに上回るリターンを出す例も

2.多くの投資家が持つ「インデックス信奉」

 

投資家の方々の間では、インデックスファンドに人気が集まりがちです。アクティブファンドに比べてコストが安いなどの理由のほかに「長期的に見れば、アクティブ運用はインデックス運用に勝てない」と考えられているようです。

 

 

確かに、アクティブファンドの中でも、組入銘柄数が多すぎるためインデックス運用との差別化が図れていないものもあります。

 

そのようなファンドの場合、リターンもインデックスに近くなるため、そこから運用管理費用や売買手数料、監査費用といった各種コストを差し引くと、最終的に手数料負けしてしまうということはあります。

 

しかし、アクティブ運用のファンドは数多く存在します。当社のファンドを含め、事実として、インデックス運用をはるかに凌駕するリターンを出しているアクティブ運用も多く存在するのです。

 

3.「サルのダーツ投げ」ではアクティブファンドを成功に導けない

 

「サルのダーツ投げ」という表現をご存知でしょうか?

 

新聞の相場欄に向けてサルにダーツを投げさせ、ダーツが刺さった銘柄でポートフォリオを構築したのと、プロが銘柄を選んだそれとでも、リターンに大差がないという一種の皮肉です。

 

つまり、よいファンドマネージャーを選ぶのは、それほど難しいということを言っているわけです。

 

当社は、一般的なアクティブファンドと比較しても、厳選した銘柄を選定し、アクティブファンドを組成しています。その考えの基本になっているのが、世界でも有数の投資ファンド「バークシャー・ハサウェイ」の創業者であり、世界的に著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏なのです。

 

次回は、アクティブ運用で、インデックスを大きく上回るリターンを実現しているバフェット氏に関してご紹介いたします。

 

※上記の企業名はあくまでもご参考であり特定の有価証券等の取引を勧誘しているものではございません。

 

 

カメハメハ倶楽部セミナー・イベント

【5/7開催】ABBA案件の成功体験から投資戦略も解説
世界の有名アーティスト「音楽著作権」へのパッション投資とは

 

【5/8開催】使わない理由はない!?
金融資産1億円以上の方だからできる「新NISA」活用術

 

【5/8開催】「相続登記」を放置するとどんなトラブルに?!
2024年4月施行「相続登記の義務化」を専門弁護士がイチから解説

 

【5/9開催】認知症対策だけじゃない!
数世代先の相続まで見据えた資産管理・承継ができる
「家族信託」活用術

 

【5/9開催】「海外法人のつくり方・つかい方」
日本に居ながら自分の「分身」を海外に作るメリットは何か?

 

【5/11開催】相続人の頭を悩ませ続ける
「共有名義不動産」の出口は“売却”だけじゃない!
問題点と最新の解決策を藤宮浩氏が特別解説

 

【5/12開催】良い案件を見つける3つの方策とは?
「日本型オペレーティングリース」投資の基礎講座

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録