欲しいものを「行き当たりばったり」で伝えてはダメ
財産分与をするにあたり、行き当たりばったりで「あれが欲しい」「これをちょうだい」というのは得策ではありません。すべての対象財産をリストアップして冷静に検討しましょう。
ものによっては、金銭的な価値だけではなく、愛着のあるものや使い勝手のいいものなどもあるでしょう。まずは、自分の気持ちに正直に、チェックしていくとわかりやすいと思います。
お互いの希望を考慮し、冷静な判断を心がける
実際に分与をするにあたっては、相手にもそれなりの希望があるでしょうから、お互いの気持ちを確かめながら、決めていくのが理想です。
もちろん、現金、預貯金、有価証券など、金銭的な価値に基づいて分けやすいものは、クールに割り切って考えるべきところです。そのほうが、もめごとになりにくく、離婚後にトラブルが起きることもなくなります。
お互いの気持ちがぶつかり合うことも考えられますが、なるべく冷静にしっかりと対処をするように心がけます。
ADVICE
”塵も積もれば山となる”の精神で細かなものの財産も侮あなどれないので、リストは細かく出してみる。
[図表]財産分与の交渉前にやったほうがいいこと