前回は、経理業務の「透明化」で従業員の不正行為を防ぐ方法を取り上げました。今回は、最先端のクラウド経理「プレジデントタイム」の有効性を見ていきます。

新しい商品・サービスは、毎年のように誕生するが・・・

今の時代は、万事につけ変化の波が激しく、1年後に世界がどう動いているのか、経済情勢がどうなっているのか、まったく想像もつきません。クラウド経理を取り巻く環境も絶えず変化し続けており、毎年のように機能が向上した新しい商品・サービスが次々と誕生しています。

 

そのため、企業経営者がクラウド経理に関心を持ち、その導入を考えたとしても、「一体、どのサービスを選んだら良いのだろう」と困惑することになるはずです。

 

これまで、私たちはそうした悩める中小企業経営者たちを数多くサポートしてきました。すなわち、前述のようにバックヤードを知り尽くしている公認会計士という専門職の視点から”玉石混淆(ぎょくせきこんこう)”状態にあるクラウド経理の商品・サービスを精査、真に優れていると評価できるものをスクリーニングし、プレジデントタイムを通じてカスタマイズを加えた形で経営者に提供し続けてきたのです。

最先端の商品・サービスを自社に適した形で提供!?

アイフォンを開発したアップルが大きな成功を収めた理由として、「自前でソフトをつくることにこだわらず、他社が開発した最先端のソフトを自在に使えるような”プラットフォーム”(場)を提供した」点がしばしば挙げられています。

 

このようなアップルのオープンな経営戦略は、変化が激しい時代を中小企業が生き抜くための一つの知恵として大いに学ぶべきところがあるといえるでしょう。

 

自社の経営のあり方を変えていくために必要となるシステムをすべて独力で開発し、まかなおうとすれば、そのためには膨大な時間とコストがかかることになりかねません。

 

それならば、むしろ最先端の商品・サービスが自社に適した形で提供される外部のプラットフォームを活用するほうが賢明な選択といえるでしょう。そのためにかかる費用は、プラットフォームやそこで提供される各種システムの利用料程度であり、自社で開発するのに比べればはるかに安上がりです。

 

プレジデントタイムは、クラウド経理におけるまさにそうしたオープンなプラットフォームの役割を果たすものです。経営者は、プレジデントタイムを利用することで、常に時代の先端を行くクラウド経理のシステムのメリットを享受することが可能となるのです。

忙しい社長を救う 経理改革の教科書

忙しい社長を救う 経理改革の教科書

李 日生,普川 真如

幻冬舎メディアコンサルティング

公認会計士として大手監査法人に勤め、国内外の多数の大企業の監査業務を担当してきた著者たち。経理・会計の専門家としての立場から中小企業の経営をサポートし続けてきました。こうした経験の中で、中小企業は経理部を社内に…

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