3つのケースが考えられる「高値更新後の動き」
高値更新後、さらに上昇していくことを期待して買った銘柄の値動きは、その後どうなるでしょうか。「暴騰銘柄の急落後の反発」のときと同じように、ここでも3つのケースが考えられます。
●ケース1:高値更新をきっかけに、そのままグングン買われて大幅上昇となる
●ケース2:高値更新後、一度ストンと下落するがその後は一定幅の上昇となる
●ケース3:高値更新後、10〜15%程度の上昇をして、その後は下落に転じる
一概には言えませんが、あまり大した材料ではない場合は、ケース3のようにある程度の上昇で止まって、後は下落に転じてしまうことも少なくありません。
「季節のイベント後」は下落に転じるケースも
以下の図表で、それぞれのケースについて、実際の銘柄を例に取って、高値更新の原動力となった「材料」と高値を抜けた後の値動きを確認しておきましょう。
[図表1]高値更新をきっかけに、そのままグングン買われて大幅上昇となるケース(※2016年7月に「FRONTEO」に社名変更済み)
[図表2]高値更新後、一度ストンと下落するがその後は一定幅の上昇となるケース
[図表3]高値更新後、10~15%程度の上昇をして、その後は下落に転じるケース