上昇後、第2波動でも大きく上昇する可能性が高い
「高値抜き銘柄の新展開」狙いは、暴騰後に株価がジグザグともみ合っていた銘柄が、再び上昇して高値を抜いてきたところで、さらなる上昇を取っていこうという手法です。
このチャートに注目する理由は、上昇の第1波動で暴騰した銘柄が再び上抜けたときには、次の上昇(第2波動)でも大きな値幅を取るケースが多いからです。ですから、最初の上昇が小幅に過ぎない場合は、この「高値抜き銘柄の新展開」には当てはまりません。
値動きを確認してみましょう。まず、株価が1〜2週間ほどで1.5〜2倍に暴騰した後、1カ月程度の調整が続きます。その後、何らかの材料が出て、調整前に付けた高値を終値で、しかも陽線(始値より終値が高い日)で確実に超えたら、そこからはさらなる値上がりが期待できます。
「終値」かつ「陽線」であることが重要
ここで重要なのは、「終値で」かつ「陽線で」という部分です。なぜなら、取引時間中にちょっと高値を更新した程度だと、「W天井」といって前回と今回の高値でWを描くようなチャートの形になり、そこから再び下落してしまうことが多いためです。
[図表1]「高値抜き銘柄の新展開」イメージ図
[図表2]アスカネット(2438・マザーズ)