前回は、各家庭の条件に合った「最適な介護施設」を選ぶ秘訣を紹介しました。今回は、介護施設の見学時における、7つのチェックポイントを見ていきましょう。

掃除は行き届いているか? 雰囲気は明るいか?

パンフレットやホームページだけでは分からない、実際に施設に足を運んで確認すべきことはたくさんあります。希望に合いそうな施設を見つけたら、ぜひ電話やメールで連絡して見学を申し込みましょう。

 

見学の際は、主に以下の点をチェックしてください。

 

■共用スペース

 

特別養護老人ホーム(特養)や有料老人ホームなどの施設では、リビングや食堂など共用スペースの掃除が行き届いているか、掲示板の張り紙が破れたり古いまま放置されたりしていないかをチェックしましょう。人手不足の施設では、そうした細かな部分への気配りができていません。そのため職員配置が適切かどうかを知るひとつの指針になります。

 

毎日の憩いの場である共用スペースの環境が悪いということは、施設の居心地も悪いということです。テーブルや床が食べこぼしで汚れていないか、明るい雰囲気かどうかもよく確認しましょう。

なるべく多くのユニットやフロアを見せてもらう

■フロアごとの特徴

 

見学は時間帯も見せる場所もある程度決まっているので、きれいなところだけをアピールするためにいくらでも取り繕うことができます。見学に訪れたら「ほかの階も見学していいですか?」「今度はほかの時間に見学しに来てもいいですか?」などと聞いてみましょう。そこで快く見せてもらえるかどうかが、いい施設であるか否かの指標です。

 

施設によって異なりますが、医療依存度の高い利用者、認知症のある利用者、比較的自立度の高い利用者といった区分でフロアが分かれていることが多いので、なるべく多くのユニットやフロアを見せてもらい、フロアごとの特徴や対応を聞いてみましょう。

 

[図表]施設内部の写真

 

この話は次回に続きます。

本連載は、2017年6月23日刊行の書籍『人生を破滅に導く「介護破産」』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。介護保険サービスの金額は、社会福祉法人サンライフの金額を参考に記載しています。実際の金額は利用する施設などへお問い合わせください。本来、施設の種類によって「入居」「入所」と書き分けるべきですが、文章の分かりやすさに配慮し、すべて「入所」に統一しています。

人生を破滅に導く「介護破産」

人生を破滅に導く「介護破産」

杢野 暉尚

幻冬舎メディアコンサルティング

介護が原因となって、親のみならず子の世帯までが貧困化し、やがて破産に至る──といういわゆる「介護破産」は、もはや社会問題の一つになっています。 親の介護には相応のお金がかかります。入居施設の中でも利用料が安い…

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