適切な営業の利益目標を設定する「会計ビューワー」とは?

前回は、経営戦略を具体化する、企業の成長ステージに応じた目標設定について取り上げました。今回は、適切な営業の利益目標を設定する「会計ビューワー」について見ていきます。

目標利益とともに「月次売上・営業利益」を管理

売上や利益の目標値を設定する際には、本書『忙しい社長を救う経理改革の教科書』の第二章で紹介した「会計ビューワー」を是非、積極的に活用してみてください。

 

前述のように、「会計ビューワー(プレジデントタイムナビ)」のホーム画面は、経理・会計に関するさまざまな情報の中でも最も重要な「会社の数字」である①売上・営業利益と②支払い、③預金残高に関するデータが表示されるダッシュボードになっています。

 

具体的には、①については過去36カ月の月次売上と営業利益が、目標利益とともにグラフで示されます(グラフの下には、過去5年分の月次売上と営業利益も数値で表示されます)。

 

また、②については当日の支払予定額や支払日ごとの支払金額が表示されます。支払一覧表と請求書PDFを開けば、支払内容を簡単にチェックすることもできます。

 

さらに、③については、預金総額のほか、銀行口座ごとの残高が表示されます(口座名をタッチすると、当期の通帳情報を示す預金元帳も示されます)。

 

支払いや預金データの把握も可能

このように会計ビューワーには、売上や営業利益の数字とその目標値等が日々表示されることになるので、経営者は常にそれを意識することが可能になるのです。また支払いや預金に関するデータも把握できるので、資金繰りを考慮しながら営業利益の目標値を適切な形で設定することもできます。

 

ちなみに、プレジデントタイムナビには、複数の会社を管理する「グループ会社ビューワー」の機能も備えられています。会社名を押すと各社の会計ビューワーが開き、詳細情報も簡単に確認できます。これを利用することによって、グループ会社に関しても適切な目標値を定めることが可能となるでしょう。

社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 公認会計士
経営コンサルタント

1974年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学経済学部を卒業後、監査法人トーマツを経て、2001年に神宮前会計、2013年に神宮前アカウンティングファーム、2014年に社長の時間をつくる株式会社を設立して代表取締役に就任。公認会計士・経営コンサルタントとして培ったマクロの視点と、自らが経営する不動産会社・飲食店の社長業で得たミクロの視点で、数多くの企業をサポートしている。

著者紹介

社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 公認会計士
税理士

1976年生まれ。千葉県出身。慶應義塾大学経済学部卒。在学中に会計士試験に合格後、監査法人トーマツへ入所。2003年から2005年にはDeloitte NY事務所に出向。2007年、シティグループ証券投資銀行本部に転職し、国内外のM&AやIPO・株式増資案件を手掛ける。2014年、社長の時間をつくる株式会社を設立して代表取締役に就任。孤独で忙しい社長を幸せにすべく、新しい仕組みの構築・運営に奮闘中。

著者紹介

連載企業の成長を助ける「効率的な会計インフラ」構築術

 

 

忙しい社長を救う 経理改革の教科書

忙しい社長を救う 経理改革の教科書

李 日生,普川 真如

幻冬舎メディアコンサルティング

公認会計士として大手監査法人に勤め、国内外の多数の大企業の監査業務を担当してきた著者たち。経理・会計の専門家としての立場から中小企業の経営をサポートし続けてきました。こうした経験の中で、中小企業は経理部を社内に…

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