入れ替えるほどの劣化はしないが、加齢でズレる場合も
Q:白内障手術後に視力が落ちることがあるのでしょうか。多焦点のレンズを入れてもらったので、近くも遠くも今は見えるのですが、これから見えづらくなることはあるのでしょうか?
A:基本的に、現在の眼内レンズは耐久性も高いため眼内レンズが劣化して、いずれ入れ替えるようなことは、一般的には考えなくていいと思います。ただ、加齢とともにレンズがずれた場合はレンズを再固定する手術が必要になることがあります。
乱視入りのものも存在する「三重焦点レンズ」
Q:三重焦点の多焦点眼内レンズの選定をする場合、乱視を矯正するレンズか、乱視のないレンズのどちらを選べばよいでしょうか。
A:三重焦点レンズにも乱視入りのものがあります。基本的に多焦点眼内レンズでは乱視も矯正しないと効果が落ちてしまいますので、ある程度乱視があれば乱視の度数が入った三重焦点眼内レンズを使うのが一般的です。
Q:先日、若年層白内障と診断されました。過去に近視をこれ以上進めないために民間治療に通わされていましたが、白内障の原因にはなりますか?
A:このような民間療法も、水晶体に影響を与えるほど強い力で眼球を押すということは考えにくいので、発症原因としては考えにくいですね。