ビューラーを毎日使っても治るわけではない
Q:先日総合病院で逆さまつげと診断されました。逆さまつげはビューラーで毎日上に直していけば慣れて下がらなくなるのですか? 手術しか逆さまつげの根本的治療はないのですか?
A:これは内反症という病気だと思います。まつげそのものが原因ではなく、まぶたが内側に向いているために起こるものです。手術では埋没法という手術でまぶたの向きを外に向けてあげます。手術の適応はまつげが眼表面にあたる場合と考えてくださいビューラーでも、ある程度は予防できますが、根本的治療ではないため、毎日やったからといって治るわけではありません。
結膜炎を繰り返す場合は手術適応
Q:一重に悩んでいます。お医者さんには逆さまつげの傾向があると言われました。日によって目が痛むことがあるのですが、どの段階で逆さまつげの手術の必要がありますか。
A:逆さまつげは内反症という病名で、まぶたの向きが内側に向いているためにまつげが眼球にあたるというものです。手術が必要かどうかは年齢によってもかわってきます。一般的には眼表面にある程度以上の傷がまつげによってできる場合や結膜炎を繰り返すような場合は手術適応と思われます。
子どもの場合は全身麻酔での手術が必要になりますので、このあたりの兼ね合いも考慮して手術を決めることになります。中学生以上であれば、局所麻酔で手術が可能と思います。
Q:子どものまつげが内反しています。近視もあるため、まつげが目に入ると近視も進むし乾燥もすると言われました。まつげパーマという方法もあるが年齢的にパーマをするのは難しいからビューラーでカールさせるのがいいと聞きましたが、嫌がります。どうしたらいいでしょうか。
A:このような場合一般的には、まつげが内反しているのではなくまぶたそのものが内反しているので、まつげをいくらカールさせても限界はあると思います。根治的な治療はまぶたの手術で改善可能と思いますが、年齢的には全身麻酔でないと難しいかもしれませんね。