著者紹介

神山 典士

ノンフィクション作家

1960年生まれ、埼玉県出身。1996年「ライオンの夢、コンデ・コマ=前田光世伝」にてデビューし、小学館・21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞を獲得。扱うテーマは芸術活動、スポーツ、ビジネス、食文化…と多岐にわたる。
2012年「ピアノはともだち、奇跡のピアニスト辻井伸行」で青少年読書感想文全国コンクール課題図書選出。
2014年「週刊文春」2月13日号にて、同誌取材班とともにスクープ記事「全聾の作曲家はペテン師だった!ゴーストライター懺悔実名告白」を発表。社会的な反響を呼び、同記事は第45回大宅壮一ノンフィクション賞・雑誌部門を受賞した。

書籍

社員の幸せを創る経営

『社員の幸せを創る経営』

神山 典士、伊奈 紀道

一生懸命働くことは楽しい。 みんなが幸せになれる。一人ひとりが輝ける。 そんな会社をつくろうじゃないか。 長い低迷期が続いていた会社に舞い戻り、会社設立以来最高額の売上を達成した男のメッセージとは――。 ボイラーや太陽光発電システム等、各種住宅設備機器の製造販売を行う長府工産は2019年度、会社設立以来最高額の売上を記録した。そこでは社員たち一人ひとりが、いきいきとした笑顔で働いている。 しかし長府工産の歩みは一筋縄ではいかない、複雑なものがあった。 後継者不在と業績悪化という長い低迷期を脱したのは、一度退職の道を歩んだ男である伊奈紀道氏が、ふたたび会社に社長として舞い戻ってからのことである。 ボイラー一辺倒からの脱却とエコ給湯や太陽光発電への参入。社員の待遇そして福利厚生面の大改革。工場の設備環境の改善と、10年後を見据えた取り組み「フューチャー10」。 そこでは「社員のモチベーションを下げてはいけない」というモットーで伊奈社長の改革が行われた。 本書では、長府工産のこれまでの歩みと今目指しているものとは何か、社員がそこでどう生きて何を喜びとしているのか、そして伊奈社長は何を考え何を後進に託そうとしているのか、それらについてノンフィクション作家が記す。 --------------------目次-------------------- はじめに プロローグ:地元の高校で就職人気急上昇! 若手がいきいき働く“ホワイト"な職場 第1章:「このままでは会社がなくなってしまう……もうあの人しかいない!」――伊奈社長誕生前後の混乱 第2章:市場の変化に寄り添う営業スタイルで「メーカー商社化」に挑戦 第3章:優しさと厳しさが共存する「社員ファースト」の大改革 第4章:機械にも人にも積極的に投資し、士気が下がった工場を立て直す 第5章:「ファーストコールカンパニー」を目指して――現場第一の徹底で業績が飛躍的にアップ 第6章:会社は誰のものか?―― 全員株主という理想 エピローグ

書籍紹介

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