今回は、「農商工連携」「6次産業化」の違いについて見ていきます。※本連載は、福井泰代氏が代表取締役を務める「株式会社ナビット」が運営するWEBサイト、「助成金なう」のブログから一部を抜粋し、助成金・補助金に関する疑問や、専門用語をQ&A方式でわかりやすく紹介いたします。

農林水産業の生産性の向上を図る「6次産業化」

経済産業省と農林水産省が共同で農林漁業と他産業との連携を促進しようとする法律として「農商工連携促進法」が平成20年に制定されました。

 

お互いに連携することで、中小企業者にとっては経営の向上、農林水産業者にとっては経営の改善を促進するため様々な補助金や金融等の支援策が講じられました。

 

6次産業化は農林水産省が主体となり、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の加盟を睨んで、1次産業である農林水産業の生産性の向上を図るため、2次産業である製造、3次産業であるサービスを一貫して実施することで付加価値を高めて競争力を強化する体制を期待して平成22年に制定されました。

 

1次産業で弱い製造・加工力、販売力や商品企画力を外部の力を借りたり、補助金や6次産業化の専門家支援によって実現するというものです。

大きな違いは、2次産業、3次産業に参入していく点

主な違いはサポート体制もありますが、農商工連携の場合は、農林漁業と他産業のすみわけが明確である点ですが、6次産業化は1次産業自体が様々な協力のもと、2次産業、3次産業に参入していく流れになります。

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