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年商約2億円、利益約1,400万円の中小企業経営者からの相談
「うちの会社を売ったら、5,000万円くらいにはなるんじゃないかと思っているんです」
そう話すのは、福岡県で特殊な建設工事を手掛ける高橋建工(仮称)の高橋社長(仮名)です。
高橋社長は長年、建設業界で仕事をしてきました。決して大きな会社ではありませんが、建設業許可を持ち、特殊な工事を手掛ける職人は6人。取引先には大手ゼネコンも複数ありました。
年商は約2億円。利益は約1,400万円。中小企業としては、十分な利益を出していました。
そんな高橋社長が会社の売却を考えるようになったきっかけは、自身の健康への不安でした。現場に出る気力もなくなってきました。ここ1~2年は入退院を繰り返してきました。後継者もいません。
「この会社を誰かに売れるのではないか」
そう考えるようになったといいます。
「うちの会社なら、5,000万円くらいで売れるんじゃないか?」
高橋社長は、M&Aについてまったく知らなかったわけではありません。最近はSNSを見ていても、中小企業のM&Aに関する情報が流れてきます。M&Aセミナーにも参加しました。「年間利益の十倍の価格で売れた」そんな話も耳にします。
自分の会社に当てはめて考えてみました。
年商2億円。利益1,400万円。職人6人。建設業許可もある。しかも取引先には大手ゼネコンがいる。
「それなら、10年分とは言わないが、5,000万円くらいで売れるんじゃないか?」
高橋社長はそう考えていました。
もちろん、3,000万円ほどの借入金はあります。しかし、仮に5,000万円程度で会社を譲渡できるのであれば、借入金を考慮しても2,000万円程度の価値が手元に残る可能性があります。なにより、自分自身が健康面の不安を抱えながら無理して働き続ける必要がなくなります。
そこで専門家に相談することにした高橋社長は、筆者のもとを訪れたのです。
