「投資してもよい」金融商品の例
本書では、金融商品は、副業とは別次元のものとして扱っていますが、金融商品についてまとめておきます。
下記に、投資してもよい金融商品の例を示します。基本的にどれも5%以上の利回りが期待でき、元本割れのリスクが小さいものを選んでいますが、手数料などを踏まえるとお薦めできないものが多いです。
ここでは、唯一投資をしてもよい株式投資ですが、副業を支えられるほど成果があがるかは、あなた次第ですがやってもいいメソッドを1つご紹介しましょう。
【図表1】 投資してもよい金融商品の例
FXや株式投資を行うことは、業ではなく投資であり、先物や信用取引をすることは投機的取引です。率直に言いまして世界経済の動きが年を追うごとに混迷している今、いつ何が起こるかわからない中では副業としてお薦めできません。
そしてまた、安全な投資というものはありません。超低金利の中で元本の割れない金融商品を購入して、お金を眠らせる時代でもありません。もしやるなら、筆者もしているリスク回避型メソッドを公開するので参考にしてみて下さい。
相場が割安の時しか買ってはいけない中長期の投資
株式は買った瞬間から値上がりする場合と値下がりするリスクが発生します。これを保有リスクといいます。
ディーリングやトレーディングとは、この保有リスクを1分1秒単位で最小化し、リターンを最大にする技法のことです。
株式やFXは、デイトレードできる環境がなければこの保有リスクを最小にすることはできません。
相場が見えない場所で株式を保有し続けるのは危険です。そうなると副業をする日中の時間帯はサラリーマンをしているのでどうしても片手間になってしまいます。
デイトレードはその名の通り、毎日、株式を売買をすることを指します。
ここでは、大幅な値上がり益を期待する人よりも、着実に+1円をゲットする人の方がリスクを下げることができます。というのも、この方法だと市場が下がっても、日中の上下幅の中で売り逃げる確率が最大になるからです。
サラリーマンには次に紹介する日中相場を見続けられないでできるデイトレード手法、前日の夜(できれば朝のニュースを見て自動買付けを入れて出社)に買付けを入れて、翌日朝一番で買えたら+2円で売るというスキームをお薦めします。
【図表2】 日中相場を見続けることができなくても可能なデイトレード手法
純金投資などすべての金融商品は市場インデックスで常に変化しています。
中長期の投資は、相場が割安の時しか買ってはいけません。逆に言うと、買える時期はいつも限られた期間で、皆が投資したくない相場の時が多いので、なかなか副業として利益を稼ぐ機能を持ちません。
また、ワインや牛、パームオイルなど現物商品を投資対象にしている場合も、投資会社そのものがブラックなことが多いので注意が必要です。金融商品はすべてにおいて「買いっぱなし」になるならば、やめた方がいいです。