前回は、中古アパート購入による、10年間の資産形成シミュレーションについて説明しました。今回は、あらためて事業用不動産獲得までのフローを見ていきます。

小さな副業を持つ一番のメリットとは…

100万~300万円の副業も10年やれば1千万~3千万円になります。大切なことは、副業を始めると挫折することもあれば、たくさんの新しい出会いに恵まれることもあるということです。その中で、オーナー型に移行できない場合や不動産の購入をためらうこともあると思います。

 

オーナー型への移行も不動産の購入もあくまでも選択肢の1つであり、マストではありません。

 

ただ、小さな副業を持つことは、サラリーマンではできない世界や人との繫がりを持てることが一番のメリットだと私は考えています。

 

[図表1]

一億形成までのフロー図
一億形成までのフロー図

 

ベースマネーは、個人の目指す最低の生活水準であり、一般的には500万円(独身)~ 800万円(家族世帯)です。これを確保した上で、起業や投資は行うべきだということです。

 

私の主張するノーマンは、日常はサラリーマンとして振る舞いますが、その行動は自営業者と同様のものであり、企業家、投資家としての視点を常に持っている人間のことです。

 

リスクを犯さずに賢く生きるためには、「お金からも時間からも自由になる道」を極めるべきだということです。その結果得られるのは、「安定した生活とバカンス」です。

 

それは、あなたの人生に精神的な優位と達成感をもたらすでしょう。

 

あなたも、明日から、ノーマン=ダブルインカム、二重人格者を目指して、現世を謳歌しようではありませんか。

目標は「打ち出の小槌」となる事業性資産の所有

最後に、まとめとして図を示しました。

 

私たちの目標は、サラリーマンと副業をしてマイホームと事業性資産の取得をすることにあります。事業性資産とはアパートや貸家である事業用不動産ですが、これは、不労所得と生命保険と年金をもたらしてくれる「打ち出の小槌」になります。

 

現代社会で私たちは生きるために仕事をしていますが、「お金からも時間からも自由になる」ために保有すべき目標こそが事業性資産なのです。

 

[図表2]

副業の目的はマイホームと事業性資産の獲得です

 

副業成功への3つの目標は下記となります。

 

<収益性>

ダブルインカムでキャッシュフロー目標値 = 100万円~ 300万円の年間副業収益

 

<安定性>

資産回転率(アパート収入や投資により資産が自ら配当する率)10%以上

 

<成長性>

不労所得率(サラリーマンの収入を副業が超えている状況)50%以上

本連載は、2016年11月30日刊行の書籍『金持ちになる副業100選 サラリーマンを副業にする』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

金持ちになる副業100選 サラリーマンを副業にする超副業術

金持ちになる副業100選 サラリーマンを副業にする超副業術

ノーマン・浦田

幻冬舎メディアコンサルティング

筆者は、何度も失業の憂き目に合いながらメーカー、証券、銀行、TVショッピングなど名だたる大手上場企業に勤務し、逆境を逆手に20もの副業を「形を変え、業を変え」履行し、10億を超える資産形成に成功しました。 世界は混迷…

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