「夏休みなんて来なきゃいいのに」…年金月24万円・70代夫婦がポツリと本音。毎年恒例“孫のお世話係”に終止符を打ったワケ【CFPの助言】

「夏休みなんて来なきゃいいのに」…年金月24万円・70代夫婦がポツリと本音。毎年恒例“孫のお世話係”に終止符を打ったワケ【CFPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

今年も夏休みシーズンが到来しました。子どもにとっては楽しみがいっぱいの時期。しかし、共働き家庭では祖父母が子どもの預かりやレジャーの付き添いなどを担うケースも多く、その負担が想像以上に大きくなることも。祖父母世帯と子世帯の適切な距離感や、お金・時間との向き合い方とは? トータルマネーコンサルタント・CFPの新井智美氏が解説します。

専門家の視点|「善意」が家計や健康を圧迫する前に話し合いを

祖父母が孫を預かることは、子育て世帯にとって大きな支えになります。一方で、預かる側の時間や体力、さらには家計にも負担が生じていることは見落とされがちです。

 

特に年金生活では、毎月の収入がほぼ一定です。夏休み中の食費やレジャー費、交通費などで5万~10万円程度の臨時支出が発生すると、その分を貯蓄から取り崩すことになります。「たった数万円」と思っていても、それが毎年続けば10年で50万~100万円もの差になる可能性があります。

 

また、お金だけではなく、暑い時期に長時間子どもの世話をすることは、高齢者にとって熱中症や体力低下のリスクも高めます。「まだ元気だから大丈夫」と無理を重ねるよりも、自分たちの健康を守ることが、結果として孫と長く楽しい時間を過ごすことにもつながります。

 

大切なのは、祖父母が我慢し続けることではありません。「週に何日なら預かれる」「レジャー費は親世帯も負担する」など、できることと難しいことを家族で共有しておくことです。

 

家族だからこそ遠慮してしまうものですが、お互いが無理なく支え合える関係を築くことが、これからの長い付き合いを続けるためには欠かせない視点といえるでしょう。
 

 

 

新井智美
トータルマネーコンサルタント
CFP®

 

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