「ねんきん定期便も、年金決定通知書も見ていたのに…」
「年金、思っていたよりもかなり少ないんですよ」
年金受給が始まって1年半ほどたった修一さん(66歳)と栄子さん(64歳)は、溜息をつきます。堅実な2人は、年金生活に向けてお互いの「ねんきん定期便」も欠かさずチェックしていたといいます。
修一さんは65歳の誕生日を前に年金請求の手続きを踏み、年金決定通知書も受け取りました。「これから約32万円(2ヵ月毎、月額約16万円)が振り込まれるんだね」と、老後プランを立てていたといいます。
しかし、実際に年金受給が始まってみると、そこには大きな勘違いがあったことに気づいたのです。
「結局手取りでいうと、月14万円ぐらいですかね。16万円ぐらいだと思っていたので、正直きついですよ。現役時代の2万円と年金生活の2万円では、価値がまったく違います。1年なら24万円、10年なら240万円ですからね……」
なぜ、これほどの誤差が出てしまったのか。そこには、見落としがちな盲点がありました。

