「健康こそ最高の資本」という考え方
内閣府が実施した「高齢者の経済生活に関する調査結果(令和元年度)」では、経済的な暮らし向きについてこんな結果が出ています。
【高齢者の経済的な暮らし向き(択一回答) ※60歳以上の男女を対象】
・家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている:20.1%
・家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている:54.0%
・家計にゆとりがなく、多少心配である:20.3%
・家計が苦しく、非常に心配である:5.1%
「家計が苦しく、非常に心配である」と回答した困窮層が5.1%にとどまる一方で、「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」という経済的に余裕のある層が20.1%も存在します。
ニュースなどでは「老後の貧困」「困窮」といったネガティブな情報が目立ちがちですが、高齢者の約5人に1人は、現役時代に築いた資産や十分な年金によって、何不自由ない豊かな老後を送っているのが実態なのです。
しかし、このデータが示す「ゆとりある層」に属していたとしても、お金の使い道を誤れば、西田さんのように「お金よりも大切な健康」を害してしまうリスクをはらんでいます。
厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要(令和5年)」によれば、「糖尿病が強く疑われる者の割合」は男性16.8%、女性8.9%。男性の約6人に1人が該当しています。その割合は、年齢が上がるごとに増加し、西田さんと同じ70歳以上男性では26.2%に達します。
もちろん、糖尿病の原因のすべてが不摂生ではありません。加齢によって誰もが発症しやすくなる病気だからこそ、西田さんのように「自分へのご褒美」とブレーキを外してしまう行為は、自ら破滅へ向かうようなものです。
「健康はお金で買えない」
「健康は最高の資本である」
本当に豊かな人は、このことを理解している人が多いものです。糖尿病に限らず、たとえ1億円あっても、失った健康を簡単に買い戻せるわけではありません。
大金を手にしながら、西田さんが今一番欲しているのが“健康な身体”という皮肉な現実。しかし、初期段階で「健康こそが最大の資産である」という真理に気づくことができたことは、幸運だったと言えるでしょう。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
【注目のセミナー情報】
【事業投資】7月7日(火)オンライン開催
《投資収益×税金対策》
「ワーキングブース投資」の全貌
【国内不動産】7月14日(火)オンライン開催
東急不動産HDグループの会社とオリコが全面支援!
インバウンド時代の「民泊・旅館業」投資戦略

