後悔しています…〈年金月21万円〉免許返納を決断した78歳男性、“買い物難民”の苦境。きっかけは、住み慣れた町の「まさかの変貌」

後悔しています…〈年金月21万円〉免許返納を決断した78歳男性、“買い物難民”の苦境。きっかけは、住み慣れた町の「まさかの変貌」
(※写真はイメージです/PIXTA)

「周囲に迷惑をかける前に」と、70代半ばで前向きに運転免許を返納した男性。しかし、その決断が数年後、予期せぬ「生活の破綻」を招くとしたら――。78歳男性の事例から、高齢化社会が突きつける免許返納の落とし穴を見ていきましょう。

「バスもあるし、大丈夫」免許返納した78歳男性の誤算

「あのときは、これで安心だとホッとしたんです。まさか数年後に、こんなに生活が行き詰まるなんて思いもしませんでした」

 

地方の小さな町の戸建てに、35年ほど前から暮らすCさん(78歳)。Cさんが運転免許の自主返納をしたのは3年前のことでした。Cさんが住む町は高齢化により衰退感な否めませんでしたが、それでも当時、家の近くには大きな総合スーパーがあり、バスも1時間に3〜4本は走っていました。

 

「年金は月21万円ぐらいで余裕はないし、車の維持費も少し負担でね。75歳で後期高齢者になる前に車を手放し、免許返納してもいいんじゃないかって」

 

しかし、誤算は、返納から2年が経った頃に訪れました。地域の生活を支えていた総合スーパーの突然の閉店です。住民の高齢化が進み、購買力が落ちたことが原因でした。スーパーの閉店と合わせるように個人商店が集まる商店街もシャッターを下ろし、気づけば買い物をまともにできる場所が、ほとんどなくなってしまったのです。

 

あてにしていたバスも大減便。1時間に1本、体調の悪い日や天気の悪い日にバスを待つのは、70代後半の夫婦には酷な現実でした。

 

 

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