(※画像はイメージです/PIXTA)

米ドル円相場の動向に影響を与えそうな「先週(6月29日~7月3日)の日本経済の動き」について、東京海上アセットマネジメントが解説します。

先週は日銀短観や米雇用統計に注目

日銀短観6月調査では、業況判断DIは大企業・製造業で22(前回3月調査比+5ポイント)と5四半期連続で改善し、2018年3月以来の高水準となりました(図表1・2)。

 

出所:Bloomberg (注)3日10時時点のデータ
[図表1]先週の主要経済指標 出所:Bloomberg
(注)3日10時時点のデータ

 

出所:日本銀行
[図表2]日銀短観DI(大企業)の推移 出所:日本銀行

 

非製造業についても37(前回比+1ポイント)と、高水準を維持しています。一方、中小企業においては非製造業が小幅に低下したものの、製造業が全規模で改善したため全体の景況感を押し上げる格好となりました。

 

今回の調査では、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰や原材料費の上昇、供給制約の影響が懸念されていました。しかし、製造業においては、旺盛なAI・半導体関連需要や底堅い企業業績が、これらの下押し圧力を凌駕したとみられます。また、企業の物価見通し(全規模・全産業)が上昇するなどコスト転嫁の動きが鮮明となる一方、企業の設備投資意欲は引き続き堅調を維持しています。

 

今回の短観で日本経済の底堅さが改めて確認されたことは、日銀の利上げ継続を後押しする材料になると判断されます。

 

米雇用統計は減速鮮明…利上げ観測後退

6月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数(以下、NFP)が前月差+5.7万人と増加を維持したものの、5月(同+12.9万人)や市場予想(同+11.3万人)を大きく下回りました(図表3)。

 

出所:米労働省
[図表3]NFPと失業率の推移 出所:米労働省

 

5月はW杯特需で娯楽・宿泊業が大きく伸び全体を押し上げていたものの、6月には早くもこの特殊要因が剥落して同業種が減少に転じ、雇用全体を押し下げました。失業率は4.2%(5月:4.3%)と低下したものの、労働参加率の大幅な低下によるところが大きく、中身の良い内容ではなかったことに注意が必要です。

 

ECBフォーラムで、FRBのウォーシュ議長が足もとでインフレの上振れリスクが低下したとの見解を示したことに加え、想定より軟調な6月の雇用統計はFRBの様子見姿勢をサポートし、早期利上げの必要性を低下させたと考えられます。

 

 

東京海上アセットマネジメント

 

※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。

※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本連載は、東京海上アセットマネジメントのレポート『〜TMAMマーケットウィークリー(6/29〜7/3)~』より一部を抜粋し、再編集したものです。
【ご留意事項】
・当資料は、情報提供を目的として東京海上アセットマネジメントが作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。お申込みに当たっては必ず投資信託説明書(交付目論見書)をご覧の上、ご自身でご判断ください。投資信託説明書(交付目論見書)は販売会社までご請求ください。
・当資料の内容は作成日時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に掲載された図表等の内容は、将来の運用成果や市場環境の変動等を示唆・保証するものではありません。
・投資信託は、値動きのある証券等(外貨建資産に投資する場合には、この他に為替変動リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。
・投資信託は金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。委託会社の運用指図によって信託財産に生じた利益および損失は、全て投資家に帰属します。
・投資信託は、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリング・オフ)の適用はありません。
・投資信託は、預金および保険契約ではありません。また、預金保険や保険契約者保護機構の対象ではありません。
・登録金融機関から購入した投資信託は投資者保護基金の補償対象ではありません。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧