娘たちが幼い頃から、「ブタの貯金箱」で金銭教育
私は子どもたちに、幼い頃から「ブタの貯金箱」を渡し、お金の管理について教えてきた。特に決まった額の小遣いを与えることはせず、ベッドメイキングなどの小さな仕事をするたびに、お金を渡し、貯金箱に入れるシステムを取っていた。
私は「お金は貯めるものだ」ということを、娘たちだけではなく、多くの人に学んでほしいと思っている。私の実家はどちらかというと貧しかったから、父は私と兄弟たちに「親として何も与えることができないが、自分でしっかり稼いできちんと貯金するように」と教えてくれた。
多くの人は、お金を手にするとすぐ「どうやって使おうか」と考えるものである。「投資すればもっと増えるかもしれないけれど、それは馬鹿げている」と思う人もいるだろう。
しかし、それはまだ「どう使うか」を考えている段階にすぎない。本当に大切なのは「貯蓄や投資が先で、消費はその後である」という考え方である。これを理解し実行することが、将来の生活の安定につながる。何かを買うつもりなら、それに本当の価値があるかどうか、考えてからにすべきである。
かつて私が結婚していた女性は、常に新しい家具や家電を欲しがった。私は「そのお金を貯蓄して、適切に投資すれば将来何倍にもなって返ってくる」と説得したが、聞く耳を持ってもらえず、結婚生活は破綻した。今の妻はその点はしっかり理解していると思う。
娘たちに伝えてきたもう一つのこと「やらなければならないことは、きちんとやる」
あと一つ、娘たちに伝えたのは、「やらなければならないことは、きちんとやる」ということだ。宿題をしっかりこなし、学校で成果を出すことが重要だと教えてきた。
学生時代、私はクラスメイトが「自分はこの科目を何時間勉強した」と自慢するのを聞いて、びっくりした。自分が勉強するときは、内容をすべて理解できたと思うまで学び、その後で確認のためにもう一回復習してみるというやり方を、当たり前にやっていたからだ。
もともと私の家族はとても勤勉で、「後でやる」「怠ける」などということはまずなかった。亡くなった父は化学工場で朝から晩まで働いていた。兄弟たちもとても働き者だった。「大切な仕事は暇な人より忙しい人に頼め」と言われてきたが、それは今でも非常に理解できる。
